● 自己満足企画は続くよどこまでも
ということで、アテネ五輪総括第4弾は柔道編です。
ちなみにこれまで3つの総括は以下の通り。
▼金メダル編
▼銀メダル編
▼銅メダル編
いい加減過去を振り返るだけじゃなく、これから先のことも考えねばとカレンダーにXリーグやトップリーグなどの予定を色々と追加してみたのだけれど、
「これ全部チェックしてくつもりか、お前?」
という純粋な疑問がわいてまいりました。
Xリーグは確実に去年より見に行くことになると思う。
何せ、東京ドームは会社からの帰り道。
今年はJAPAN X BOWLが神戸なので見にいけないのが残念だが、その分東京ドームのリーグ戦はチェックして行きたいと思う。
ラグビーは、現在自分の中で一番のメインであるバスケのJBLやWJBLと思いっきり日程がかぶる場合が多いので、トップリーグ、大学のリーグ戦、対抗戦をあわせても数試合見にいけるのが関の山かなと。
と、こんな馬鹿みたいな予定を見てみて、日曜日の夜の今感じることは
「会社行かなくてよければ、どれだけ楽だろうな。」
と。毎日いろんなスポーツ見るだけで暮らしてければ、どれだけ楽しかろうなという廃人の発想が頭をよぎる。
まあ、会社辞めて食ってく当てがあるわけでもなく、どうしようもないのだが・・・。
●そんな日曜の夜の「サザエさんシンドローム」(サザエさんは最近全く見ていないが)の酔っ払いの戯言は置いておいて、アテネ五輪の柔道を振り返ろう。
アテネ五輪の各階級での日本選手の結果は以下の通り。
(〓は木ヘンに元、※センは、「洗」の「さんずい」が「にすい」 )
男子3個、女子5個、あわせて8個の金メダルは当然これまでで最多。
ソウル1(斉藤仁)、バルセロナ2(古賀稔彦、吉田秀彦)、アトランタ3(野村忠宏、中村兼三、恵本裕子)、シドニー4(野村忠宏、瀧本誠、井上康生、田村亮子)と一つずつ増やしてきた金メダルの数が一気に倍増した。
#ちなみにソウルの前のロザンゼルスは細川慎司、松岡義之、斉藤仁、山下泰裕の4つ。
男女別で見ると男子は前回大会と同じ金3個は変わらず。
#金3銀1(篠原信一)銅0という結果はシドニーとアテネで全く同じ。
なんと言っても女子の大躍進が凄い。
これまで1大会1個の金メダルが最高。
金メダルもこれまで2つしかなかったのに、今回だけで倍以上の5つの金メダルを獲得。
メダルを獲得できなかったのは、前回シドニーの銅メダリスト日下部基栄だけという完璧に近い内容だった。
● それでも個人で最も賞賛されるべきは、男子60kg級の野村忠宏だろう。
五輪三連覇という記録はなかなか達成されるものではない。
決勝戦こそ相手のヘルギアニが逃げまくり、後味の悪い試合となったが、それも野村の圧倒的強さによって導かれてしまった試合展開だろう。
軽量級では続く66kg級の内柴正人が意外な金メダル。
正直、個人的には結構ノーマークでだった。
何せ五輪枠が取れたのが今年の春のアジア予選。
これにも内柴が出場したのだが、結構ぎりぎりの線で枠を確保した記憶があった。
しかし、一本でどんどん勝ち上がり、最後は決勝も一本で勝って金メダル。
世の中わからんもんです。
男子最後の金はそこから4日空いて最終日の鈴木桂治。
元々100kg級の技のキレを生かして、最重量クラスを難なく制して見せた。
●男子は戦前の予想通り中量級が苦戦となった。
73kg級の高松正裕は初戦でグルジアのケフセシビリに優勢負け。
そのケフセシビリも3回戦でロシアのマカロフに合わせ技1本で敗れ、敗者復活にも進めず。
#今回の柔道ではグルジアの国旗を妙に多く見た気がする。
#グルジアはアテネ五輪全体で金2、銀2のメダルを取っているが、その半分(金1、銀1)は柔道でのものだ。
塘内は初戦でロシアのノゾフに合わせ技一本で敗退。
ノゾフが準決勝に進んだため(銅メダル)、敗者復活に回った塘内だが、その初戦でイタリアのメローニに技ありを奪われポイントの差で敗退。
結局1勝も出来ずにアテネ五輪を終えた。
そんな中頑張ったのが泉浩。
最後は決勝でズビャダウリに見事に投げられてしまったが、メダルが取れれば上出来といわれていたクラスで快進撃を見せた。
●今回の柔道で(というよりアテネ五輪全体で)日本人にとって一番のサプライズだったのが、井上康生のメダルなし。
準々決勝ではファンデルギーストに有効ポイントの先行を許す苦しい展開。
体の重い康生はなかなか反撃できない。
ファンデルギーストも疲れてくるが、怪我をアピールして時間を取るなど、なかなか老獪な試合運び。
最後はあせった康生が一本を奪われまさかの敗退。
それでも銅メダルは取ってくれるだろうと思って見ていた敗者復活の2回戦。
アゼルバイジャンのミラリイェフにも一本で敗れるまさかの展開。
日本中の誰もが金メダルを信じて疑わなかった男が、2度も一本負けを食らって、メダルなし。
こんな結果を誰が予想しただろうか?
●女子は谷亮子の2連覇「田村でも金、谷でも金」も当然凄いことなのだが、印象度としては阿武教子の悲願の金メダルの方が大きい。
世界選手権五連覇の実力を持ちながら、アトランタ、シドニーともに初戦で敗退。
今回こそ、初戦を突破さえ出来れば一気に金メダルまで駆け上がれるだろうとは思っていた。
初戦のベネズエラのピント戦は2分52秒で一本勝ち。
この初戦の呪縛を突き破ったことで、五輪の実力でも実力が発揮できた。
塚田真希の金メダルも予想外だった。
大阪世界柔道での孫福明との試合での負けっぷりから、銀メダルだろうと思っていた。
その孫が準決勝でベルトランに敗れ、決勝はベルトランとの間で争われることになった。
一度押さえ込まれたものの、外そうとして塚田が動くと、気付くとベルトランは塚田の背中の下に。
そのまま押さえ込んで金メダル。
のりにのっていた女子柔道陣の流れから出た運が、そのまま味方になった感のある金メダルだった。
●その女子柔道の流れをつくったのが谷本だった。
前日に日下部が敗れた途絶えた、日本のメダルの流れを復活させた。
もともと技のキレには定評のある選手。
昨年の世界柔道であっさりと1回戦負けしたことで、戦前の評価は軒並み低めだったが、今回は技のキレがはまった。
古賀稔彦コーチが後ろで見守る中、圧倒的ともいえる強さで決勝まで一本勝ちを続けた。(準決勝の記録は棄権勝ち)
翌日の70kg級上野は世界選手権に連覇中の実力を見せ付けた。
1,2回戦こそ手間取ったものの、準々決勝、準決勝はそれぞれ約1分で一本勝ち。
決勝は予想通りオランダのボスとの試合になったが、これも問題なく片付けてしまった。
● 銀メダルに終わった横澤だが、なんと言っても準決勝サボン(キューバ)戦の大逆転劇が印象に残る。
今、改めて五輪ガイド誌を見ていたら古賀稔彦が横澤について
「最後まで逆転する可能性を持っているので、残り0秒までしっかり見守ってください。」
と書いていた。まさにその言葉をそのまま実行したような見事な大逆転勝ちだった。
日下部についてはあんまり試合を見ていないので、コメントは勘弁してください。
●柔道総括編なのに技名がほとんど出てこないのは、単に自分が忘れている&柔道にそこまで詳しく無い、からです。
しかもアテネ五輪公式サイトには技名が記録として残っていない。
HDDレコーダでとってある試合を見直せばいいんだけれど、しっかりビデオが整理できていないので、そうするのも面倒くさいと。
#日刊スポーツのサイトなら載っていたことを今になって思い出しましたが・・・。
#面倒くさいので修正しません。
アテネ五輪総括、次回は団体球技編の予定です。
▼アテネ五輪関連エントリ一覧
▼アテネ五輪各競技の予習・復習
▼アテネ五輪TV観戦計画
▼アテネ五輪公式HP
■アテネ五輪
ということで、アテネ五輪総括第4弾は柔道編です。
ちなみにこれまで3つの総括は以下の通り。
▼金メダル編
▼銀メダル編
▼銅メダル編
いい加減過去を振り返るだけじゃなく、これから先のことも考えねばとカレンダーにXリーグやトップリーグなどの予定を色々と追加してみたのだけれど、
「これ全部チェックしてくつもりか、お前?」
という純粋な疑問がわいてまいりました。
Xリーグは確実に去年より見に行くことになると思う。
何せ、東京ドームは会社からの帰り道。
今年はJAPAN X BOWLが神戸なので見にいけないのが残念だが、その分東京ドームのリーグ戦はチェックして行きたいと思う。
ラグビーは、現在自分の中で一番のメインであるバスケのJBLやWJBLと思いっきり日程がかぶる場合が多いので、トップリーグ、大学のリーグ戦、対抗戦をあわせても数試合見にいけるのが関の山かなと。
と、こんな馬鹿みたいな予定を見てみて、日曜日の夜の今感じることは
「会社行かなくてよければ、どれだけ楽だろうな。」
と。毎日いろんなスポーツ見るだけで暮らしてければ、どれだけ楽しかろうなという廃人の発想が頭をよぎる。
まあ、会社辞めて食ってく当てがあるわけでもなく、どうしようもないのだが・・・。
●そんな日曜の夜の「サザエさんシンドローム」(サザエさんは最近全く見ていないが)の酔っ払いの戯言は置いておいて、アテネ五輪の柔道を振り返ろう。
アテネ五輪の各階級での日本選手の結果は以下の通り。
| 男子 | 女子 | |||||||
| 階級 | 選手名 | 結果 | 優勝者 (準優勝) |
日 | 階級 | 選手名 | 結果 | 優勝者 (準優勝) |
| 60kg | 野村忠宏 |
金
|
ヘルギアニ(グルジア) |
14 | 48kg | 谷亮子 |
金
|
ジョシネ(フランス) |
| 66kg | 内柴正人 |
金
|
クランツ(スロバキア) | 15 | 52kg | 横澤由貴 |
銀
|
セン東妹(中国) |
| 73kg | 高松正裕 |
2回戦敗退
|
李〓熹(韓国) | 16 | 57kg | 日下部基栄 |
準々決勝敗退
敗者復活2回戦敗退 |
ベニシュ(ドイツ) |
| 81kg | 塘内将彦 |
1回戦敗退
敗者復活1回戦敗退 |
イリアディス(ギリシャ) | 17 | 63kg | 谷本歩実 |
金
|
ハイル(オーストリア) |
| 90kg | 泉浩 |
銀
|
ズビャダウリ(グルジア) | 18 | 70kg | 上野雅恵 |
金
|
ボス(オランダ) |
| 100kg | 井上康生 |
準々決勝敗退
敗者復活2回戦敗退 |
マカラウ(ベラルーシ) | 19 | 78kg | 阿武教子 |
金
|
劉霞(中国) |
| 100kg超 | 鈴木桂治 |
金
|
トメノフ(ロシア) |
20 | 78kg超 | 塚田真希 |
金
|
ベルトラン(キューバ) |
男子3個、女子5個、あわせて8個の金メダルは当然これまでで最多。
ソウル1(斉藤仁)、バルセロナ2(古賀稔彦、吉田秀彦)、アトランタ3(野村忠宏、中村兼三、恵本裕子)、シドニー4(野村忠宏、瀧本誠、井上康生、田村亮子)と一つずつ増やしてきた金メダルの数が一気に倍増した。
#ちなみにソウルの前のロザンゼルスは細川慎司、松岡義之、斉藤仁、山下泰裕の4つ。
男女別で見ると男子は前回大会と同じ金3個は変わらず。
#金3銀1(篠原信一)銅0という結果はシドニーとアテネで全く同じ。
なんと言っても女子の大躍進が凄い。
これまで1大会1個の金メダルが最高。
金メダルもこれまで2つしかなかったのに、今回だけで倍以上の5つの金メダルを獲得。
メダルを獲得できなかったのは、前回シドニーの銅メダリスト日下部基栄だけという完璧に近い内容だった。
● それでも個人で最も賞賛されるべきは、男子60kg級の野村忠宏だろう。
五輪三連覇という記録はなかなか達成されるものではない。
決勝戦こそ相手のヘルギアニが逃げまくり、後味の悪い試合となったが、それも野村の圧倒的強さによって導かれてしまった試合展開だろう。
軽量級では続く66kg級の内柴正人が意外な金メダル。
正直、個人的には結構ノーマークでだった。
何せ五輪枠が取れたのが今年の春のアジア予選。
これにも内柴が出場したのだが、結構ぎりぎりの線で枠を確保した記憶があった。
しかし、一本でどんどん勝ち上がり、最後は決勝も一本で勝って金メダル。
世の中わからんもんです。
男子最後の金はそこから4日空いて最終日の鈴木桂治。
元々100kg級の技のキレを生かして、最重量クラスを難なく制して見せた。
●男子は戦前の予想通り中量級が苦戦となった。
73kg級の高松正裕は初戦でグルジアのケフセシビリに優勢負け。
そのケフセシビリも3回戦でロシアのマカロフに合わせ技1本で敗れ、敗者復活にも進めず。
#今回の柔道ではグルジアの国旗を妙に多く見た気がする。
#グルジアはアテネ五輪全体で金2、銀2のメダルを取っているが、その半分(金1、銀1)は柔道でのものだ。
塘内は初戦でロシアのノゾフに合わせ技一本で敗退。
ノゾフが準決勝に進んだため(銅メダル)、敗者復活に回った塘内だが、その初戦でイタリアのメローニに技ありを奪われポイントの差で敗退。
結局1勝も出来ずにアテネ五輪を終えた。
そんな中頑張ったのが泉浩。
最後は決勝でズビャダウリに見事に投げられてしまったが、メダルが取れれば上出来といわれていたクラスで快進撃を見せた。
●今回の柔道で(というよりアテネ五輪全体で)日本人にとって一番のサプライズだったのが、井上康生のメダルなし。
準々決勝ではファンデルギーストに有効ポイントの先行を許す苦しい展開。
体の重い康生はなかなか反撃できない。
ファンデルギーストも疲れてくるが、怪我をアピールして時間を取るなど、なかなか老獪な試合運び。
最後はあせった康生が一本を奪われまさかの敗退。
それでも銅メダルは取ってくれるだろうと思って見ていた敗者復活の2回戦。
アゼルバイジャンのミラリイェフにも一本で敗れるまさかの展開。
日本中の誰もが金メダルを信じて疑わなかった男が、2度も一本負けを食らって、メダルなし。
こんな結果を誰が予想しただろうか?
●女子は谷亮子の2連覇「田村でも金、谷でも金」も当然凄いことなのだが、印象度としては阿武教子の悲願の金メダルの方が大きい。
世界選手権五連覇の実力を持ちながら、アトランタ、シドニーともに初戦で敗退。
今回こそ、初戦を突破さえ出来れば一気に金メダルまで駆け上がれるだろうとは思っていた。
初戦のベネズエラのピント戦は2分52秒で一本勝ち。
この初戦の呪縛を突き破ったことで、五輪の実力でも実力が発揮できた。
塚田真希の金メダルも予想外だった。
大阪世界柔道での孫福明との試合での負けっぷりから、銀メダルだろうと思っていた。
その孫が準決勝でベルトランに敗れ、決勝はベルトランとの間で争われることになった。
一度押さえ込まれたものの、外そうとして塚田が動くと、気付くとベルトランは塚田の背中の下に。
そのまま押さえ込んで金メダル。
のりにのっていた女子柔道陣の流れから出た運が、そのまま味方になった感のある金メダルだった。
●その女子柔道の流れをつくったのが谷本だった。
前日に日下部が敗れた途絶えた、日本のメダルの流れを復活させた。
もともと技のキレには定評のある選手。
昨年の世界柔道であっさりと1回戦負けしたことで、戦前の評価は軒並み低めだったが、今回は技のキレがはまった。
古賀稔彦コーチが後ろで見守る中、圧倒的ともいえる強さで決勝まで一本勝ちを続けた。(準決勝の記録は棄権勝ち)
翌日の70kg級上野は世界選手権に連覇中の実力を見せ付けた。
1,2回戦こそ手間取ったものの、準々決勝、準決勝はそれぞれ約1分で一本勝ち。
決勝は予想通りオランダのボスとの試合になったが、これも問題なく片付けてしまった。
● 銀メダルに終わった横澤だが、なんと言っても準決勝サボン(キューバ)戦の大逆転劇が印象に残る。
今、改めて五輪ガイド誌を見ていたら古賀稔彦が横澤について
「最後まで逆転する可能性を持っているので、残り0秒までしっかり見守ってください。」
と書いていた。まさにその言葉をそのまま実行したような見事な大逆転勝ちだった。
日下部についてはあんまり試合を見ていないので、コメントは勘弁してください。
●柔道総括編なのに技名がほとんど出てこないのは、単に自分が忘れている&柔道にそこまで詳しく無い、からです。
しかもアテネ五輪公式サイトには技名が記録として残っていない。
HDDレコーダでとってある試合を見直せばいいんだけれど、しっかりビデオが整理できていないので、そうするのも面倒くさいと。
#日刊スポーツのサイトなら載っていたことを今になって思い出しましたが・・・。
#面倒くさいので修正しません。
アテネ五輪総括、次回は団体球技編の予定です。
▼アテネ五輪関連エントリ一覧
▼アテネ五輪各競技の予習・復習
▼アテネ五輪TV観戦計画
▼アテネ五輪公式HP
■
Comment(0)| Track back(0) | 2004-09-06 00:32:51 | Clip!!
● 銀メダル編を書いてから、2日も間が空いてしまった。
個人的にも少々テンションが落ち気味、周囲の人と話していても、アテネ五輪の話題は既に過去のものになってきているように感じる。
それでも体操男子の金メダルの話題は良く出てくるように感じる。
やはり、あの金メダルが世間に与えたインパクトは大きかったと思う。
さて、今日はそんな体操でも2つのメダルを獲得した銅メダル編。
●今回日本が獲得した銅メダル12個の内訳は以下の通り。
銅メダルはぎりぎりのメダル。
ぎりぎりで獲得して大喜びの場合もあるし、何とかメダルに届いて最低限の結果を残して一安心という場合もある。
銅メダルにとらえ方は、銀メダル以上に幅があるだろう。
銅メダルを取っても素直に喜べないのが、野球とソフトボールだと思う。
ただ、この2競技は団体球技編に譲るので、今回はそれ以外の10個のメダルについて見ていきたいと思う。
● セーリング男子470級の関・轟組は笑顔あふれる銅メダル獲得だった。
全体的に微風という、アテネの風のコンディションも二人を後押しした。
最終的には第1レースのベスト3がその順位通りメダルを獲得したこの種目。
男子470級は8日間の間に11レースを戦い、各レースで順位に応じて与えられるポイントの合計で競う。
8日間のうちでレースが無いのは1日のみ。
第2レース以降は、最終的に金メダルを獲得するアメリカと銀メダルのイギリスが、マッチレースでの金メダル争いを繰り広げる。
日本は第2レース7位、第3レース21位、第4レース18位で後退。
総合順位は一時10位まで落ちた。
しかし、第7レースで今大会唯一の1位をとると、続く8レースでも9位に踏ん張り、メダル圏内の3位まで順位を上げてくる。
メダル争いのライバルとなったのがスウェーデンチーム。
5レースで1位を取りながら、8レースまでは二桁順位に低迷していたスウェーデンチームだが、8レースで4位、9レースで2位、10レースで3位と立て続けに高順位を取り、最終11レースを前に日本と得点が並び、上位成績の多いスウェーデンが3位に上がってしまった。
勝負は最終11レース。
第1マークを2位出回る好スタートを切った日本チームだが、その後は10位台でスウェーデンチームを抑える展開。
#改めて録画しておいた中継を見たが、展開はよくわからない。
#国際映像がフルでカバーしていないので、実況、解説も良くわかっていないようだったし。
結局最終レースを11位で終えた日本が、15位に終わったスウェーデンを逆転して銅メダル。
高校時代ライバルだった同級生コンビが、セーリング界に新しい歴史を作った。
ちなみに優勝したアメリカと2位のイギリスは最終レースブービーと最下位。
これは、既に2チーム以外に銀メダル以上の可能性がなかったため、金メダルをかけたマッチレースが全然関係ないところで行われていたから。
こういうところもセーリング競技の面白さかも。
●体操は、ともに惜しかった銅。
鹿島、米田とも金メダルを十分狙える位置にいただけに残念な面もある。
種目別について詳しくはこちらのエントリに書いた。
鹿島は途中で足をわずかに擦ってしまうミスがあり、ウルジカ、騰海浜に大きな差をつけられてしまった。
特にアナハイムで鹿島と金を分けた騰海浜はほぼ完璧な演技だった。
米田は着地がわずかに動いて9.787.
個人的に銀のポールハムの得点は、ネモフ騒動の直後で審判団が高めに点数を出したように感じているので、うまくいけば銀もあったんじゃ無いかと思っている。
●競泳の銅メダルは、どれも健闘の銅だと思う。
森田はあの鈴木大地以来となる100m背泳ぎのメダルを獲得。
予選では世界選手権覇者アーロン・ピアソル、世界記録保持者クライツェルバーグと同じ組になりながら、その二人に競り勝ち6組1位で通過。
決勝でも50mのターンでは6位タイだったものの、そこから猛烈な追い上げ。
ピアソルには抜け出され、ともに追い上げたオーストリアM.ローガンには0.01秒及ばなかったものの、クライツェルバーグを0.02秒上回り銅メダルを獲得。
その森田がさらに活躍したのが、競泳の最後を締めくくる男子400mメドレーリレー。
森田は54.25の日本新記録をたたき出し、2位で第2泳者の北島康介へ。
北島はライバルのB.ハンセンより0.02秒速いラップで泳ぎ、2位をキープしたまま山本貴司へ。
200mバタフライ銀メダリストの山本だが、100mでは準決勝で敗退し「100mはスペシャリストばかりだ」とのコメントを残していた。
しかし、そんな100mの距離でも山本が意地を見せ、2位のままアンカーの奥村へ。
さすがに自由形はまだ世界と差がある。
日本記録保持者の奥村だが、ドイツに抜かれ3位に落ちてしまう。
それでもロシアのポポフの追撃を何とかしのぎきり、3分35秒22の日本新記録で銅メダルのゴール。
昨年の世界選手権に続き、オーストラリアの予選落ちという幸運はあったものの、またも銅メダルを獲得。
今の日本の強さは本物になってきたことを示した。
女子の中西と中村はともに涙の銅メダルとなった。
女子200mバタフライは世界記録保持者のポーランドのO.イエドルジェイチャクと、オーストラリアのP.トーマスが抜け出た存在。
準決勝1組で1位、2位となったアメリカのサンデノと中西の銅メダル争いとなった。
前の二人には2秒近く離されたものの、最後はサンデノの追撃をかわして中西が銅メダル。
同日の柴田亜衣の金メダル獲得で隠れがちだったが、中村礼子の銅メダルも素晴らしかった。
レースは逃げるジンバブエのコベントリーとドイツのブッシュルテを中村が追う展開。
金メダル最右翼と思われたコマロワは後方待機策。
残り50mから一気の追撃を開始した中村、失速したブッシュルテをとらえるが、コマロワも上がってくる。
さらに前を行くコベントリーの泳ぎはなかなか衰えない。
結局コベントリーが逃げ切り金、コマロワが銀、中村は0.16秒差の銅メダルだった。
100mでは惜しくも4位だった中村礼子。
ようやく手に入れた五輪のメダルに、感慨もひとしおといった感じだった。
今回の競泳陣は本当に強かった。
どうにもアトランタの印象が強すぎて、競泳は期待されながらも結局メダルが取れない競技というイメージがあった。
今回は有言実行のエース北島康介、キャプテン山本貴司を中心にチームとして強い集団になったと感じた。
結局金3、銀1、銅4、入賞はリレーを含めると20(メダルも含む)に及んだ。
これで田中雅美が200m平泳ぎで銅メダルを取れていれば(3位A.ポレスカと0.05秒差)、完璧に近い結果だったのではないか?
#山田沙知子のことはこの際おいておこう。
●レスリングでは女子72kg級で浜口京子が銅メダル。
女子レスリングの中で一番知名度のある選手であったが、結果は一番低いものに終わってしまった。
いきなり大会初戦で事実上の決勝戦とも言えるモンゴメリ戦。
これはうまくこなしたものの、準決勝で落とし穴が待っていた。
王旭との試合は終盤もつれた末、何がなんだかわからないまま試合終了。
電光掲示板のミスもあり、状況が掴みきれなかった浜口は4-6で敗れた。
いつもレスリングを見ていると思うのだが、あの得点確定までの時間はどうにかならないものか?
3位決定戦では、序盤に攻めて試合の主導権を握るとそのまま逃げ切った。
グレコローマンで一つもメダルを取れなかった日本男子レスリング陣だが、得意のフリースタイルで意地の銅二つ。
55kg級の田南部は予選リーグ初戦でシドニー金メダルのアブドゥラエフに判定勝ち、そのまま3連勝で予選を通過。
しかし、準決勝ではアメリカのS.アバスに0-3と敗れ3位決定戦へ。
3位決定戦は地元ギリシャのカルダノフとの対戦となったが、ここでは7-0と圧倒。
圧勝で今大会男子レスリング勢初のメダルを手に入れた。
田南部が銅メダルを取った日に予選リーグを戦った井上謙二はひやひや物の予選通過だった。
いきなり初戦でザハルチノフに敗戦。
大混戦となったリーグ事情も幸いして、残り2戦を連勝することで何とか準決勝に進出した。
しかし、準決勝は途中までリードしながら敗退。
3位決定戦もフェドルイシンとの大接戦になったが、第2ピリオド最後に追いつくと、ゴールデンスコアの延長の末勝利。
ソウル以来となる複数のメダルを男子レスリングにもたらした。
お家芸といわれ続けたレスリングも低迷。
今大会も果たして誰がメダルを取れるか、かなり微妙な情勢だった。
それでも最後は選手が意地を見せて、メダルを2つ獲得。
選手の喜びも凄かったが、富山監督、和田コーチのものすごい喜びようが、今回の日本チームの意気込みを示していたといえるのかもしれない。
●次は柔道編を予定しております。
▼アテネ五輪関連エントリ一覧
▼アテネ五輪各競技の予習・復習
▼アテネ五輪TV観戦計画
▼アテネ五輪公式HP
■アテネ五輪
個人的にも少々テンションが落ち気味、周囲の人と話していても、アテネ五輪の話題は既に過去のものになってきているように感じる。
それでも体操男子の金メダルの話題は良く出てくるように感じる。
やはり、あの金メダルが世間に与えたインパクトは大きかったと思う。
さて、今日はそんな体操でも2つのメダルを獲得した銅メダル編。
●今回日本が獲得した銅メダル12個の内訳は以下の通り。
| 競技 | 種目 | 選手名 |
| 体操 | 男子種目別 あん馬 | 鹿島丈博 |
| 男子種目別 鉄棒 | 米田功 | |
| 競泳 | 男子100m背泳ぎ | 森田智巳 |
| 男子400mメドレーリレー | 日本(森田智巳、北島康介、山本貴司、奥村幸大) | |
| 女子200mバタフライ | 中西悠子 | |
| 女子200m背泳ぎ | 中村礼子 | |
| レスリング | 男子フリースタイル55kg級 | 田南部力 |
| 男子フリースタイル60kg級 | 井上謙二 | |
| 女子フリースタイル72kg級 | 浜口京子 | |
| セーリング | 男子470級 | 関一人・轟賢二郎組 |
| 野球 | 日本 | |
| ソフトボール | 日本 |
銅メダルはぎりぎりのメダル。
ぎりぎりで獲得して大喜びの場合もあるし、何とかメダルに届いて最低限の結果を残して一安心という場合もある。
銅メダルにとらえ方は、銀メダル以上に幅があるだろう。
銅メダルを取っても素直に喜べないのが、野球とソフトボールだと思う。
ただ、この2競技は団体球技編に譲るので、今回はそれ以外の10個のメダルについて見ていきたいと思う。
● セーリング男子470級の関・轟組は笑顔あふれる銅メダル獲得だった。
全体的に微風という、アテネの風のコンディションも二人を後押しした。
最終的には第1レースのベスト3がその順位通りメダルを獲得したこの種目。
男子470級は8日間の間に11レースを戦い、各レースで順位に応じて与えられるポイントの合計で競う。
8日間のうちでレースが無いのは1日のみ。
第2レース以降は、最終的に金メダルを獲得するアメリカと銀メダルのイギリスが、マッチレースでの金メダル争いを繰り広げる。
日本は第2レース7位、第3レース21位、第4レース18位で後退。
総合順位は一時10位まで落ちた。
しかし、第7レースで今大会唯一の1位をとると、続く8レースでも9位に踏ん張り、メダル圏内の3位まで順位を上げてくる。
メダル争いのライバルとなったのがスウェーデンチーム。
5レースで1位を取りながら、8レースまでは二桁順位に低迷していたスウェーデンチームだが、8レースで4位、9レースで2位、10レースで3位と立て続けに高順位を取り、最終11レースを前に日本と得点が並び、上位成績の多いスウェーデンが3位に上がってしまった。
勝負は最終11レース。
第1マークを2位出回る好スタートを切った日本チームだが、その後は10位台でスウェーデンチームを抑える展開。
#改めて録画しておいた中継を見たが、展開はよくわからない。
#国際映像がフルでカバーしていないので、実況、解説も良くわかっていないようだったし。
結局最終レースを11位で終えた日本が、15位に終わったスウェーデンを逆転して銅メダル。
高校時代ライバルだった同級生コンビが、セーリング界に新しい歴史を作った。
ちなみに優勝したアメリカと2位のイギリスは最終レースブービーと最下位。
これは、既に2チーム以外に銀メダル以上の可能性がなかったため、金メダルをかけたマッチレースが全然関係ないところで行われていたから。
こういうところもセーリング競技の面白さかも。
●体操は、ともに惜しかった銅。
鹿島、米田とも金メダルを十分狙える位置にいただけに残念な面もある。
種目別について詳しくはこちらのエントリに書いた。
鹿島は途中で足をわずかに擦ってしまうミスがあり、ウルジカ、騰海浜に大きな差をつけられてしまった。
特にアナハイムで鹿島と金を分けた騰海浜はほぼ完璧な演技だった。
米田は着地がわずかに動いて9.787.
個人的に銀のポールハムの得点は、ネモフ騒動の直後で審判団が高めに点数を出したように感じているので、うまくいけば銀もあったんじゃ無いかと思っている。
●競泳の銅メダルは、どれも健闘の銅だと思う。
森田はあの鈴木大地以来となる100m背泳ぎのメダルを獲得。
予選では世界選手権覇者アーロン・ピアソル、世界記録保持者クライツェルバーグと同じ組になりながら、その二人に競り勝ち6組1位で通過。
決勝でも50mのターンでは6位タイだったものの、そこから猛烈な追い上げ。
ピアソルには抜け出され、ともに追い上げたオーストリアM.ローガンには0.01秒及ばなかったものの、クライツェルバーグを0.02秒上回り銅メダルを獲得。
その森田がさらに活躍したのが、競泳の最後を締めくくる男子400mメドレーリレー。
森田は54.25の日本新記録をたたき出し、2位で第2泳者の北島康介へ。
北島はライバルのB.ハンセンより0.02秒速いラップで泳ぎ、2位をキープしたまま山本貴司へ。
200mバタフライ銀メダリストの山本だが、100mでは準決勝で敗退し「100mはスペシャリストばかりだ」とのコメントを残していた。
しかし、そんな100mの距離でも山本が意地を見せ、2位のままアンカーの奥村へ。
さすがに自由形はまだ世界と差がある。
日本記録保持者の奥村だが、ドイツに抜かれ3位に落ちてしまう。
それでもロシアのポポフの追撃を何とかしのぎきり、3分35秒22の日本新記録で銅メダルのゴール。
昨年の世界選手権に続き、オーストラリアの予選落ちという幸運はあったものの、またも銅メダルを獲得。
今の日本の強さは本物になってきたことを示した。
女子の中西と中村はともに涙の銅メダルとなった。
女子200mバタフライは世界記録保持者のポーランドのO.イエドルジェイチャクと、オーストラリアのP.トーマスが抜け出た存在。
準決勝1組で1位、2位となったアメリカのサンデノと中西の銅メダル争いとなった。
前の二人には2秒近く離されたものの、最後はサンデノの追撃をかわして中西が銅メダル。
同日の柴田亜衣の金メダル獲得で隠れがちだったが、中村礼子の銅メダルも素晴らしかった。
レースは逃げるジンバブエのコベントリーとドイツのブッシュルテを中村が追う展開。
金メダル最右翼と思われたコマロワは後方待機策。
残り50mから一気の追撃を開始した中村、失速したブッシュルテをとらえるが、コマロワも上がってくる。
さらに前を行くコベントリーの泳ぎはなかなか衰えない。
結局コベントリーが逃げ切り金、コマロワが銀、中村は0.16秒差の銅メダルだった。
100mでは惜しくも4位だった中村礼子。
ようやく手に入れた五輪のメダルに、感慨もひとしおといった感じだった。
今回の競泳陣は本当に強かった。
どうにもアトランタの印象が強すぎて、競泳は期待されながらも結局メダルが取れない競技というイメージがあった。
今回は有言実行のエース北島康介、キャプテン山本貴司を中心にチームとして強い集団になったと感じた。
結局金3、銀1、銅4、入賞はリレーを含めると20(メダルも含む)に及んだ。
これで田中雅美が200m平泳ぎで銅メダルを取れていれば(3位A.ポレスカと0.05秒差)、完璧に近い結果だったのではないか?
#山田沙知子のことはこの際おいておこう。
●レスリングでは女子72kg級で浜口京子が銅メダル。
女子レスリングの中で一番知名度のある選手であったが、結果は一番低いものに終わってしまった。
いきなり大会初戦で事実上の決勝戦とも言えるモンゴメリ戦。
これはうまくこなしたものの、準決勝で落とし穴が待っていた。
王旭との試合は終盤もつれた末、何がなんだかわからないまま試合終了。
電光掲示板のミスもあり、状況が掴みきれなかった浜口は4-6で敗れた。
いつもレスリングを見ていると思うのだが、あの得点確定までの時間はどうにかならないものか?
3位決定戦では、序盤に攻めて試合の主導権を握るとそのまま逃げ切った。
グレコローマンで一つもメダルを取れなかった日本男子レスリング陣だが、得意のフリースタイルで意地の銅二つ。
55kg級の田南部は予選リーグ初戦でシドニー金メダルのアブドゥラエフに判定勝ち、そのまま3連勝で予選を通過。
しかし、準決勝ではアメリカのS.アバスに0-3と敗れ3位決定戦へ。
3位決定戦は地元ギリシャのカルダノフとの対戦となったが、ここでは7-0と圧倒。
圧勝で今大会男子レスリング勢初のメダルを手に入れた。
田南部が銅メダルを取った日に予選リーグを戦った井上謙二はひやひや物の予選通過だった。
いきなり初戦でザハルチノフに敗戦。
大混戦となったリーグ事情も幸いして、残り2戦を連勝することで何とか準決勝に進出した。
しかし、準決勝は途中までリードしながら敗退。
3位決定戦もフェドルイシンとの大接戦になったが、第2ピリオド最後に追いつくと、ゴールデンスコアの延長の末勝利。
ソウル以来となる複数のメダルを男子レスリングにもたらした。
お家芸といわれ続けたレスリングも低迷。
今大会も果たして誰がメダルを取れるか、かなり微妙な情勢だった。
それでも最後は選手が意地を見せて、メダルを2つ獲得。
選手の喜びも凄かったが、富山監督、和田コーチのものすごい喜びようが、今回の日本チームの意気込みを示していたといえるのかもしれない。
●次は柔道編を予定しております。
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● 昨日の金メダル編に続き、今日は銀メダル編。
今大会の日本の銀メダル獲得数は9個。
金の16個、銅の12個と比べ、一番少なかったのがこの銀メダル。
これまでの日本の各五輪でのメダル獲得数を見てみると
(スポニチ 2004年8月31日付紙面より)
48年ロンドンは招待されず、80年モスクワはボイコット。
東京五輪、ロサンゼルス五輪など日本が多くのメダルを取る大会では、銀メダルの数が相対的に少なくなる傾向があるようだ。
全体にチームの雰囲気がよくなって、銀を取るような選手もそのまま金を取ってしまうから、そのようになるのだろうか?とちょっと強引な論を考えてみたりもする。
これまでのメダルの総数を見ても、わずかながら銀メダルが一番少ない。
●今回日本が獲得した銀メダル9個の内訳は以下の通り。
銀メダルということは、つまり世界で二番目ということで非常にすごいことなのだが、決して一番ではないわけで、手放しで喜べない銀メダルというのもある。
乱暴に分けてしまえば、大喜びの銀メダルと、順当な銀メダル、悔しい銀メダルの3種類があるといえるかもしれない。
大喜び組は柔道の泉、アーチェリーの山本博、自転車チームスプリントが上げられる。
順当組は平行棒の冨田、バタフライの山本貴司、シンクロの二つ(どちらかというと「悔しい」か?)、
悔しい組が柔道の横澤(本人が非常に悔しそう)、レスリングの伊調千春といったところか。
例によって柔道は別エントリに回すので、残り7つのメダルについて見ていこう。
● アーチェリー山本博の銀メダルには驚いた。
84年のロス五輪で銅メダルは取っているが、当時まだ小さかった自分がその頃のことを覚えているはずもなく、ほとんどノーマークの選手だった。
競技内容についてはこちらのエントリで詳しく書いた。
せっかくの銀メダルだったのに、生放送が無かったのが残念。
#やっていたとしても、見ていたかどうかは怪しいが・・・。
録画した決勝を何回か見直しているが、これがなかなか面白い。
マラソンのゴールとなったパナシナイコスタジアムが舞台であり、何か五輪の雰囲気と言うものも感じることができる。
出来れば山本が勝った試合なども、もっと見たかったなと思う。
その辺のどこにでもいそうなおっちゃんの高校の先生が、一夜にして日本中の有名人に。
オリンピックってのは凄いなということを、改めて思わされた銀メダルでもあった。
●自転車のチームスプリントの銀メダルもビックリした。
そして、この競技もまた面白かった。
こちらも競技の詳細についてはこちらのエントリで。
もともと五輪の自転車競技を見るのは好きだった。
追い越しとかをよくBSでボーっと眺めていた記憶がある。
うまくいけば銅メダルもあるかなぐらいで見ていた今回の大会。
まさか、銀メダルを取るとは思わなかった。
最後はドイツの底力の前に屈したが、十分金の可能性もあるレースを見せてくれた。
惜しむらくは、その後の種目であまりいい結果が出なかったこと。
長塚は1kmスプリントを欠場してしまったし、伏見もケイリンに出場したものの予選で敗れ、敗者復活でも最下位に沈んでしまった。
「ケイリン」=「競輪」で無いことはわかってはいるが、もうちょっと頑張って欲しかったなという気持ちが残ってしまった。
●山本貴司は惜しかった。
最後はあのマイケル・フェルプスをも捕らえるような勢いだった。
今回のフェルプスの結果を全てまとめると
戦前に言われていた7冠こそならなかったものの、18日以外毎日決勝レースを泳ぎ、見事5冠を達成した化け物。
個人種目で勝った時は全て世界新、もしくは五輪新という内容も凄い。
メドレーリレーも出場していれば確実に金を取っていただろうから、実質6冠と言えるかもしれない。
#そんな「たら」「れば」に全く意味は無いが。
フェルプスに今大会個人種目で先着したのはイアン・ソープとファンデンホーフェンバンドという超一流の大物二人のみ。
そんな化け物に勝てなかったとはいえ、銅メダル以下の選手がちぎられる中、一人最後までフェルペスを追い詰めた山本は本当に凄いと思う。
今年で26歳になった山本。
この年になっても進化を続けているというのが凄い。
理解ある奥さん、千葉すずのおかげか?
#五輪期間中、妙に千葉すずでの検索が多かった。
もう一人の「銀メダリスト山本」のアーチェリー山本博も年齢を重ねてさらに大きな花を咲かせた。
日本競泳陣を引っ張ったベテランエースの意地を見たレースだった。
●平行棒冨田洋之の銀は、どちらかというと悔しい部類に入るかもしれない。
こちらの競技の詳細についてはこちらのエントリで。
金メダルのゴンチャロフとの差はわずか0.012。
素人の自分にはその差が良くわからない。
平行棒では、冨田も惜しかったが、中野大輔も惜しかった。
大技を連続で決め、最後は世界で二人目となるムーンサルトで着地。
着地さえ決まっていれば、金メダルだったと思う。
着地が乱れても、銅メダルの李小鵬と同じ9.762が出たように、演技内容が非常に素晴らしかっただけに残念。
●試合終了後一番銀メダルの悔しさを表わし続けていたのが伊調千春。
女子レスリングの金メダリスト第1号になるはずが、その称号が延長の末するっと逃げてしまった。
2-1とリードして第2ピリオドまでを終了したものの、3点ノルマを達成できず延長戦に。
第1ピリオドでも一回パッシブを取られていた伊調千春は、延長でも一度パッシブを取られ、得点でもメルニクに2-2と追いつかれてしまう。
最後まで積極的に攻めきれないまま同点で試合が終了。
パッシブの差で金メダルはメルニクの元に転がり込んでしまい、自動的に千春の銀メダルが確定してしまった。
ここまで悲痛な顔を続ける銀メダリストもなかなかいない。
翌日朝に放送されたNHK堀尾アナによる金メダリストの妹馨と並んでのインタビューでも、まだ千春の悔しさが滲み出続けていた。
#あそこで、あれだけデリカシーの無い質問が出来る堀尾アナは本当に困った人だなと思った。
次の北京でもまだ26歳の伊調千春。
是非、北京でこの雪辱を晴らして欲しい。
●シンクロは・・・
前も書いたけど、日本のチームの演技は鳥肌が立つほどすごかったと思う。
ロシアとの差は素人目には良くわからない。
#Numberで元新体操の山崎浩子は「迫力」が違う、と書いてはいたが・・・
日本が9.8でロシアが10.0満点な違いはどこなのだろうか。
シンクロは、あまりにも選手たちの努力が報われにくい気がして、どうも見るのが苦手だ。
●銅メダルは土曜日を予定。
日曜日までに柔道編、団体球技編が書けるといいなっと。
#こんなん書いて読んでくれる人がいるかどうかはわからないが・・・。
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■アテネ五輪
今大会の日本の銀メダル獲得数は9個。
金の16個、銅の12個と比べ、一番少なかったのがこの銀メダル。
これまでの日本の各五輪でのメダル獲得数を見てみると
| 回 | 年 | 大会 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
| 5 | 1912 | ストックホルム |
0
|
0
|
0
|
0
|
| 7 | 1920 | アントワープ |
0
|
0
|
2
|
2
|
| 8 | 1924 | パリ |
0
|
0
|
1
|
1
|
| 9 | 1928 | アムステルダム |
2
|
2
|
2
|
6
|
| 10 | 1932 | ロサンゼルス |
7
|
7
|
4
|
18
|
| 11 | 1936 | ベルリン |
6
|
4
|
8
|
18
|
| 14 | 1948 | ロンドン | ||||
| 15 | 1952 | ヘルシンキ |
1
|
6
|
2
|
9
|
| 16 | 1956 | メルボルン |
4
|
10
|
5
|
19
|
| 17 | 1960 | ローマ |
4
|
7
|
7
|
18
|
| 18 | 1964 | 東京 |
16
|
5
|
8
|
29
|
| 19 | 1968 | メキシコシティ |
11
|
7
|
7
|
25
|
| 20 | 1972 | ミュンヘン |
13
|
8
|
8
|
29
|
| 21 | 1976 | モントリオール |
9
|
6
|
10
|
25
|
| 22 | 1980 | モスクワ | ||||
| 23 | 1984 | ロサンゼルス |
10
|
8
|
14
|
32
|
| 24 | 1988 | ソウル |
4
|
3
|
7
|
14
|
| 25 | 1992 | バルセロナ |
3
|
8
|
11
|
22
|
| 26 | 1996 | アトランタ |
3
|
6
|
5
|
14
|
| 27 | 2000 | シドニー |
5
|
8
|
5
|
18
|
| 28 | 2004 | アテネ |
16
|
9
|
12
|
37
|
| 計 | 114 | 106 | 115 | 335 |
48年ロンドンは招待されず、80年モスクワはボイコット。
東京五輪、ロサンゼルス五輪など日本が多くのメダルを取る大会では、銀メダルの数が相対的に少なくなる傾向があるようだ。
全体にチームの雰囲気がよくなって、銀を取るような選手もそのまま金を取ってしまうから、そのようになるのだろうか?とちょっと強引な論を考えてみたりもする。
これまでのメダルの総数を見ても、わずかながら銀メダルが一番少ない。
●今回日本が獲得した銀メダル9個の内訳は以下の通り。
| 競技 | 種目 | 選手名 |
| 柔道 | 男子90kg級 | 泉浩 |
| 女子52kg級 | 横澤由貴 | |
| 体操 | 男子種目別 平行棒 | 冨田洋之 |
| 競泳 | 男子200mバタフライ | 山本貴司 |
| アーチェリー | 男子個人 | 山本博 |
| 自転車 | 男子チームスプリント | 日本 (長塚智広、伏見俊昭、井上昌己) |
| シンクロ | デュエット | 立花美哉・武田美保組 |
| チーム | 日本 (立花美哉、武田美保、巽樹理、原田早穂、 鈴木絵美子、藤丸真世、米田容子、川嶋奈緒子、北尾佳奈子) |
|
| レスリング | 女子フリースタイル48kg級 | 伊調千春 |
銀メダルということは、つまり世界で二番目ということで非常にすごいことなのだが、決して一番ではないわけで、手放しで喜べない銀メダルというのもある。
乱暴に分けてしまえば、大喜びの銀メダルと、順当な銀メダル、悔しい銀メダルの3種類があるといえるかもしれない。
大喜び組は柔道の泉、アーチェリーの山本博、自転車チームスプリントが上げられる。
順当組は平行棒の冨田、バタフライの山本貴司、シンクロの二つ(どちらかというと「悔しい」か?)、
悔しい組が柔道の横澤(本人が非常に悔しそう)、レスリングの伊調千春といったところか。
例によって柔道は別エントリに回すので、残り7つのメダルについて見ていこう。
● アーチェリー山本博の銀メダルには驚いた。
84年のロス五輪で銅メダルは取っているが、当時まだ小さかった自分がその頃のことを覚えているはずもなく、ほとんどノーマークの選手だった。
競技内容についてはこちらのエントリで詳しく書いた。
せっかくの銀メダルだったのに、生放送が無かったのが残念。
#やっていたとしても、見ていたかどうかは怪しいが・・・。
録画した決勝を何回か見直しているが、これがなかなか面白い。
マラソンのゴールとなったパナシナイコスタジアムが舞台であり、何か五輪の雰囲気と言うものも感じることができる。
出来れば山本が勝った試合なども、もっと見たかったなと思う。
その辺のどこにでもいそうなおっちゃんの高校の先生が、一夜にして日本中の有名人に。
オリンピックってのは凄いなということを、改めて思わされた銀メダルでもあった。
●自転車のチームスプリントの銀メダルもビックリした。
そして、この競技もまた面白かった。
こちらも競技の詳細についてはこちらのエントリで。
もともと五輪の自転車競技を見るのは好きだった。
追い越しとかをよくBSでボーっと眺めていた記憶がある。
うまくいけば銅メダルもあるかなぐらいで見ていた今回の大会。
まさか、銀メダルを取るとは思わなかった。
最後はドイツの底力の前に屈したが、十分金の可能性もあるレースを見せてくれた。
惜しむらくは、その後の種目であまりいい結果が出なかったこと。
長塚は1kmスプリントを欠場してしまったし、伏見もケイリンに出場したものの予選で敗れ、敗者復活でも最下位に沈んでしまった。
「ケイリン」=「競輪」で無いことはわかってはいるが、もうちょっと頑張って欲しかったなという気持ちが残ってしまった。
●山本貴司は惜しかった。
最後はあのマイケル・フェルプスをも捕らえるような勢いだった。
今回のフェルプスの結果を全てまとめると
| 種目 | 決勝日 | フェルプスの 結果 |
先着者 |
| 400m個人メドレー | 14 | 金(世界新) | |
| 4×100m自由形リレー | 15 | 銅(USA) | |
| 200m自由形 | 16 | 銅 | 金 イアン・ソープ 銀 ピーター・ファンデンホーフェンバンド |
| 200mバタフライ | 17 | 金(五輪新) | |
| 4×200m自由形リレー | 17 | 金(USA) | |
| 200m個人メドレー | 19 | 金(五輪新) | |
| 100mバタフライ | 20 | 金(五輪新) |
個人種目で勝った時は全て世界新、もしくは五輪新という内容も凄い。
メドレーリレーも出場していれば確実に金を取っていただろうから、実質6冠と言えるかもしれない。
#そんな「たら」「れば」に全く意味は無いが。
フェルプスに今大会個人種目で先着したのはイアン・ソープとファンデンホーフェンバンドという超一流の大物二人のみ。
そんな化け物に勝てなかったとはいえ、銅メダル以下の選手がちぎられる中、一人最後までフェルペスを追い詰めた山本は本当に凄いと思う。
今年で26歳になった山本。
この年になっても進化を続けているというのが凄い。
理解ある奥さん、千葉すずのおかげか?
#五輪期間中、妙に千葉すずでの検索が多かった。
もう一人の「銀メダリスト山本」のアーチェリー山本博も年齢を重ねてさらに大きな花を咲かせた。
日本競泳陣を引っ張ったベテランエースの意地を見たレースだった。
●平行棒冨田洋之の銀は、どちらかというと悔しい部類に入るかもしれない。
こちらの競技の詳細についてはこちらのエントリで。
金メダルのゴンチャロフとの差はわずか0.012。
素人の自分にはその差が良くわからない。
平行棒では、冨田も惜しかったが、中野大輔も惜しかった。
大技を連続で決め、最後は世界で二人目となるムーンサルトで着地。
着地さえ決まっていれば、金メダルだったと思う。
着地が乱れても、銅メダルの李小鵬と同じ9.762が出たように、演技内容が非常に素晴らしかっただけに残念。
●試合終了後一番銀メダルの悔しさを表わし続けていたのが伊調千春。
女子レスリングの金メダリスト第1号になるはずが、その称号が延長の末するっと逃げてしまった。
2-1とリードして第2ピリオドまでを終了したものの、3点ノルマを達成できず延長戦に。
第1ピリオドでも一回パッシブを取られていた伊調千春は、延長でも一度パッシブを取られ、得点でもメルニクに2-2と追いつかれてしまう。
最後まで積極的に攻めきれないまま同点で試合が終了。
パッシブの差で金メダルはメルニクの元に転がり込んでしまい、自動的に千春の銀メダルが確定してしまった。
ここまで悲痛な顔を続ける銀メダリストもなかなかいない。
翌日朝に放送されたNHK堀尾アナによる金メダリストの妹馨と並んでのインタビューでも、まだ千春の悔しさが滲み出続けていた。
#あそこで、あれだけデリカシーの無い質問が出来る堀尾アナは本当に困った人だなと思った。
次の北京でもまだ26歳の伊調千春。
是非、北京でこの雪辱を晴らして欲しい。
●シンクロは・・・
前も書いたけど、日本のチームの演技は鳥肌が立つほどすごかったと思う。
ロシアとの差は素人目には良くわからない。
#Numberで元新体操の山崎浩子は「迫力」が違う、と書いてはいたが・・・
日本が9.8でロシアが10.0満点な違いはどこなのだろうか。
シンクロは、あまりにも選手たちの努力が報われにくい気がして、どうも見るのが苦手だ。
●銅メダルは土曜日を予定。
日曜日までに柔道編、団体球技編が書けるといいなっと。
#こんなん書いて読んでくれる人がいるかどうかはわからないが・・・。
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Comment(0)| Track back(0) | 2004-09-02 23:53:45 | Clip!!
● ついにアテネ五輪が29日に幕を閉じた。
ビデオにはとってあるのだが、実は閉会式はまだ見ていない。
なぜなら自分の中のアテネ五輪はまだ終わっていないからだ。
などというのは冗談で、ただ時間がないから見ていないだけなのだが、どちらにしろもうちょっとアテネ五輪をゆっくり振り返ってから閉会式を見て、自分の中のアテネ五輪を終えたいなという気持ちはある。
今回の日本勢は本当にたくさんのメダルを取った。
金メダルは実に16個。
皆さんはそのうち何個のメダルを言えますか?
あっ、今柔道は8個とか言ってまとめたでしょ。
ダメですよ、ちゃんと各選手の階級とフルネームまで言ってください。
女子レスリングについても同様です。
というのも冗談で、逆に全部すらすらと言えてしまったら、「スポーツマニア」、「五輪オタク」などという今ひとつ嬉しくない称号を周りから授けられてしまう可能性があるので、適度に覚えているくらいでちょうど良いのかもしれません。
#自分は「スポーツオタク」という言葉を投げかけられてしまったりしたわけですが・・・。
今回の金メダルの多さが異例のことだというのは、衆目の一致することのようで
残りの5.6%は女子バレーボールで金メダルとか馬鹿みたいに楽観的なことを言っていた人々でしょうか?
●今日から何回かに分けて、獲得メダルごとにアテネ五輪を振り返って見たいと思う。
初回の今回は当然金メダル。
今回日本が獲得した金メダル16個の内訳は以下の通り。
ビックリ度は金メダル獲得に対して、個人的に抱いたビックリ感を表わした非常に主観的な数字です。
大会前にメダル予想をしていたわけでもないし、かなり後付くさい数字ではありますが・・・。
こうやって並べてみると16個は本当に多い。
前回のシドニー五輪は5個のみだったのだから、余計にそう感じるのかもしれない。
その5個の内4個が柔道(谷亮子、野村忠宏、瀧本誠、井上康生)。
残り1個はマラソンでの高橋尚子なわけで、金メダルを取った競技はわずか2つに過ぎない。
今回はこれに競泳、レスリング、体操、陸上のフィールド種目も加わったわけで、より多くの競技・種目で楽しめた五輪に感じた。
● ビックリ度も高かったし、感動度も高かったのが男子体操団体。
#日刊スポーツの一般投票と同じです。
基本的に採点競技はあまり得意ではない自分だが、体操は別格。
男子は特に芸術要素の採点がほとんどないこともあり、多少の怪しい採点はあるもののある程度公平な競技としてみることが出来る。
さらに、自分はあまり体操に詳しいわけではない。
演技を見ていても、ぱっと技の名前が出てくることはまれである。(コバチやらコールマンやらベーレやらモリスエなどの離れ技ぐらいなら何とかという程度)
それでも体操には強い魅力を感じる。なぜかと聞かれるとなかなか難しい。
昨年の日本選手権を見に行って、よりその魅力にはまった気がする。
今回の日本がすごかったところは、ミスらしいミスがほとんどなかったところ。
あえて挙げるならば、ゆかで中野がラインオーバー、塚原がシリーズ加点を逃し、平行棒で塚原が着地を2歩動いたということぐらい。
元々苦手なゆかを除けば、最低点は跳馬の米田の9.550。
跳馬も日本の苦手種目のことを考えれば、よく踏ん張ったというべき。
2位アメリカもミスが少なかったが、最後の鉄棒でのエースP.ハムのミス、つり輪が得意なガッツンのつり輪でのミスが響いた。
3位ルーマニアも第4種目跳馬まではまさに完璧。
第5種目平行棒でのドラグレスクの失敗、そして何よりも鉄棒でのセラリウの落下が大きかった。
もうこのblogでも何回も書いたが、最後の鉄棒を完璧に演技しきった米田、鹿島、冨田の演技には本当に鳥肌が立った。
第1種目ゆかからずっと見ていたが、集中力を切らさずに3時間戦い続けるその迫力に本当に圧倒された。
NHK刈屋富士雄アナの
「伸身の新月面の描く放物線は、栄光への架橋だー」
が名実況として取り上げられる昨今ですが、実はこの実況生で聞いてないんですよね。
ハイビジョン見てたもんで秋山浩志アナ(多分)の実況だったわけで。
ただ、この秋山アナの実況も個人的には非常に好感が持てた。
刈屋アナほどの名フレーズ(と呼ばれるもの)は無かったものの、淡々とかつ的確に状況を伝え続けるその実況は、同じく冷静な解説の人(誰か忘れた)とあいまって、見ているものを競技に引き込んでくれた。
実は金メダルが確定した直後、一度総合テレビにチャンネルを変えた。
そこで「泣いてください、小西さん」や「アテネの地で再び日本体操の陽が上る」というようなせりふは生で聞いたが、ちょっとくさくて嫌だなと思い、チャンネルを変えてしまった記憶がある。
ただでさえ感動した今回の男子体操の金メダルだが、個人的にはハイビジョンの中継がより大きくその感動を引き出してくれたと思う。
●2番目に感動したのは、これまた日刊スポーツ投票と同じく女子マラソンだ。
#この金メダルが嬉しいのには、低いレベルでの自分の自己満足の話もある。
#元々自分が野口の優勝を直感的ながら予想していたし、
#市橋有里以降疑問視されていた世界陸上枠での五輪代表選考にも積極的に賛成していた。
#自分の考えが当たったという事で、ただ単に喜んでいたという面もある。
上の4行は置いておいて、野口みずきの積極的な金メダルを取りにいく姿勢には、純粋に感動した。
昨年のパリの世界選手権では、C.ヌデレバにあっさり置いていかれて、銀メダルだった野口。
その時自分は、ヌデレバに勝って金メダルを取ることを考えず、五輪代表権取りに終始した野口のレース振りを批判した。
しかし、今考えれば昨年の世界選手権銀メダルは、このアテネでの金メダルに向けての単なるステップレースに過ぎなかったのだ。
今回も出場していれば金メダルの大本命といわれた高橋尚子は、東京国際女子マラソンの失敗で五輪のスタートラインにすら立てず、野口との世界選手権での五輪権利取りに敗れた(銅メダル)千葉真子もまた、大阪国際女子マラソンで坂本直子に敗れ、補欠に回り五輪翌週の北海道マラソンを走るという運命をたどった。
五輪のスタートラインに立てなければ、金メダルを獲得する確率は絶対に0なのだ。
まず、スタートラインに立つ権利をなにふり構わず勝ち取った野口の選択は完全に正解だった。
そして五輪本番は、「勝つため」のギャンブルともいえる25km過ぎで早めにスパートする作戦を周到に用意し、そしてそれを見事やり遂げてしまった。
もちろん、厳しい練習に裏打ちされての作戦だろうが、「五輪での金メダル」にこだわった野口みずきと藤田コーチの「勝負師」っぷりに感動した。
●競泳の3つの金メダルにもビックリした。
中でも女子800m自由形柴田亜衣には本当にただただ脱帽。
正直、超強力選手が存在しない女子長距離界で、急成長で今季世界ランク4位の柴田がメダルに絡むことはもしかしたらあるかもなとは思っていた。
ただ、もし万が一金メダルを取るとしたら山田沙知子で、柴田は銅までだろうと考えていた。
今季世界ランク1位の記録を持っていた山田沙知子は柴田と同じ82年生まれの同学年である。
生まれ月だけを見れば5ヶ月柴田のほうが年上だ。
それでも、金メダル獲得直後のインタビューで「先輩の山田さんに・・・」などとインタビュアーに言われてしまっていたように、両者の格の違いは明らかだった。
しかし、そんな柴田が五輪本番で3秒も自己記録を縮めての金メダル。
果敢に先行する隣4コースのマノドゥを落ち着いて追走(追泳?)し、終盤の200mからじわじわと追い上げて最後のターンの前に交わし、抜け出すというレース運びも冷静で、ほぼ完璧なものだった。
実況のアナウンサーも最後は「なんとなんと」、「これは驚いた」という言葉しかでてこないほどの、非常にサプライズの大きな金メダルだった。
#「あわてず あせらず あきらめず」は今年の個人的流行語大賞候補NO.1.
北島康介の有言実行ぶりには、昨年の世界選手権に続けて驚かされた。
正直なところ、今回の北島は金メダルが取れたとしても得意の200mの方だけだろうと思っていた。
それが100mでハンセンに競り勝ち、200mでは余裕の勝利。
この人のピーキング能力の高さ、集中力の高さは素晴らしいものがあると思う。
#「チョー気持ちいい」は「本当の」流行語大賞候補かもね。
男子競泳の金メダルはソウル五輪100m背泳ぎの鈴木大地以来。
鈴木大地の金メダルが、自分が生まれて初めてテレビで見た日本選手の金メダルだと思う。
あの頃は、まだ小さくて何がどうすごいのか良くわからなかった。
16年ぶりの金メダル、二冠を達成した北島は本当にすごいと思う。
#言葉にすると非常に陳腐になってしまうな・・・。
●金メダルビックリ度が一番低かったのが女子レスリング55kg級の吉田沙保里だ。
実は五輪までまともに吉田の試合を見たことはなかった。
自分を含めほとんどの人がそういう状況だったと思う。
それでも、報道では「女子レスリングは全階級金メダルも夢ではない」、「国際大会無敗の吉田はほぼ100%金メダルだ」などと書かれてしまう。
#実際自分もそんな期待をしてしまっていたわけだが
そんな強烈なプレッシャーがかかる中、さらには直前の48kg級では女子レスリング金メダリスト第1号になると思われた伊調千春が負け、吉田にかかるプレッシャーはより大きくなっていただろう。
しかし、そんな状況もものともしない圧倒的な試合運びで快勝。
勝利を決めた後は監督を肩車して、さらにはバック宙まで決める。
この人の底知れぬ強さを感じた。
スロースターターの伊調馨の決勝にはひやひやさせられた。
全階級制覇はならず2階級の金メダルに終わったが、十分に日本女子レスリングの強さを見せてくれた。
●金メダル16個のうち過半数を占める柔道に関しては、銀、銅メダルもあわせて(銅メダルは0だが)、また別エントリでまとめる予定。
もしくは、柔道に関しては本当に素人なので、まとめないかも。
時間に余裕があれば、詳しく振り返ってみたいところではある。
●結局は一度書いたものの焼き直しのまとめのような感じになってしまった気がする。
また書きたいことがあれば、ちょくちょく書き足していくかもしれない。
明日は銀メダル編の予定。
そのあとは銅メダル編、柔道編、メダル無し(期待裏切っちゃった)編、団体球技編といったところを予定しております。
▼アテネ五輪各競技の予習・復習
▼アテネ五輪TV観戦計画
▼アテネ五輪公式HP
■アテネ五輪
ビデオにはとってあるのだが、実は閉会式はまだ見ていない。
なぜなら自分の中のアテネ五輪はまだ終わっていないからだ。
などというのは冗談で、ただ時間がないから見ていないだけなのだが、どちらにしろもうちょっとアテネ五輪をゆっくり振り返ってから閉会式を見て、自分の中のアテネ五輪を終えたいなという気持ちはある。
今回の日本勢は本当にたくさんのメダルを取った。
金メダルは実に16個。
皆さんはそのうち何個のメダルを言えますか?
あっ、今柔道は8個とか言ってまとめたでしょ。
ダメですよ、ちゃんと各選手の階級とフルネームまで言ってください。
女子レスリングについても同様です。
というのも冗談で、逆に全部すらすらと言えてしまったら、「スポーツマニア」、「五輪オタク」などという今ひとつ嬉しくない称号を周りから授けられてしまう可能性があるので、適度に覚えているくらいでちょうど良いのかもしれません。
#自分は「スポーツオタク」という言葉を投げかけられてしまったりしたわけですが・・・。
今回の金メダルの多さが異例のことだというのは、衆目の一致することのようで
日本列島は体操ニッポンの復活に感動し、野口の快走に驚いた。
日刊スポーツ新聞社は公式サイト「ニッカンスポーツ・コム」を通じ、8月31日午後3時までアテネ五輪を振り返る読者アンケートを実施。
6216人から回答を得た。64年東京大会に並ぶ16個の金メダルを獲得した日本勢の活躍については、94・6%が「予想以上」と高く評価した。
「最も感動した金メダルは」には、体操団体総合で28年ぶりに優勝した日本男子を挙げる読者が最も多く、37・2%だった。 女子マラソンで過酷なコースを克服した野口みずき(26=グローバリー)が、17・7%で2位。競泳女子800メートル自由形の柴田亜衣(22=鹿屋体大)、女子柔道と続いた。
それでも、今大会のメダルラッシュはできすぎと見ているようだ。08年北京大会の金メダル数予想は「11〜15個」が37・1%で1位、やや減って「6〜10個」の予想が36%で続いた。
意外に冷静な分析が多いようです。「最も感動した金メダルは」には、体操団体総合で28年ぶりに優勝した日本男子を挙げる読者が最も多く、37・2%だった。 女子マラソンで過酷なコースを克服した野口みずき(26=グローバリー)が、17・7%で2位。競泳女子800メートル自由形の柴田亜衣(22=鹿屋体大)、女子柔道と続いた。
それでも、今大会のメダルラッシュはできすぎと見ているようだ。08年北京大会の金メダル数予想は「11〜15個」が37・1%で1位、やや減って「6〜10個」の予想が36%で続いた。
残りの5.6%は女子バレーボールで金メダルとか馬鹿みたいに楽観的なことを言っていた人々でしょうか?
●今日から何回かに分けて、獲得メダルごとにアテネ五輪を振り返って見たいと思う。
初回の今回は当然金メダル。
今回日本が獲得した金メダル16個の内訳は以下の通り。
| 競技 | 種目 | 選手名 | ビックリ度 |
| 柔道 | 男子60kg級 | 野村忠宏 | 25% |
| 男子66kg級 | 内柴正人 | 75% | |
| 男子100kg超級 | 鈴木桂治 | 50% | |
| 女子48kg級 | 谷亮子 | 20% | |
| 女子63kg級 | 谷本歩美 | 60% | |
| 女子70kg級 | 上野雅恵 | 40% | |
| 女子78kg級 | 阿武教子 | 50% | |
| 女子78kg超級 | 塚田真希 | 75% | |
| 競泳 | 男子100m平泳ぎ | 北島康介 | 60% |
| 男子200m平泳ぎ | 北島康介 | 50% | |
| 女子800m自由形 | 柴田亜衣 | 95% | |
| 体操 | 男子団体 | 日本 (塚原直也、 米田功、 鹿島丈博、 冨田洋之、 水鳥寿思、 中野大輔) |
85% |
| 陸上 | 女子マラソン | 野口みずき | 45% |
| 男子ハンマー投げ | 室伏広治 | 35% | |
| レスリング | 女子フリースタイル55kg級 | 吉田沙保里 | 5% |
| 女子フリースタイル63kg級 | 伊調馨 | 25% |
大会前にメダル予想をしていたわけでもないし、かなり後付くさい数字ではありますが・・・。
こうやって並べてみると16個は本当に多い。
前回のシドニー五輪は5個のみだったのだから、余計にそう感じるのかもしれない。
その5個の内4個が柔道(谷亮子、野村忠宏、瀧本誠、井上康生)。
残り1個はマラソンでの高橋尚子なわけで、金メダルを取った競技はわずか2つに過ぎない。
今回はこれに競泳、レスリング、体操、陸上のフィールド種目も加わったわけで、より多くの競技・種目で楽しめた五輪に感じた。
● ビックリ度も高かったし、感動度も高かったのが男子体操団体。
#日刊スポーツの一般投票と同じです。
基本的に採点競技はあまり得意ではない自分だが、体操は別格。
男子は特に芸術要素の採点がほとんどないこともあり、多少の怪しい採点はあるもののある程度公平な競技としてみることが出来る。
さらに、自分はあまり体操に詳しいわけではない。
演技を見ていても、ぱっと技の名前が出てくることはまれである。(コバチやらコールマンやらベーレやらモリスエなどの離れ技ぐらいなら何とかという程度)
それでも体操には強い魅力を感じる。なぜかと聞かれるとなかなか難しい。
昨年の日本選手権を見に行って、よりその魅力にはまった気がする。
今回の日本がすごかったところは、ミスらしいミスがほとんどなかったところ。
あえて挙げるならば、ゆかで中野がラインオーバー、塚原がシリーズ加点を逃し、平行棒で塚原が着地を2歩動いたということぐらい。
元々苦手なゆかを除けば、最低点は跳馬の米田の9.550。
跳馬も日本の苦手種目のことを考えれば、よく踏ん張ったというべき。
2位アメリカもミスが少なかったが、最後の鉄棒でのエースP.ハムのミス、つり輪が得意なガッツンのつり輪でのミスが響いた。
3位ルーマニアも第4種目跳馬まではまさに完璧。
第5種目平行棒でのドラグレスクの失敗、そして何よりも鉄棒でのセラリウの落下が大きかった。
もうこのblogでも何回も書いたが、最後の鉄棒を完璧に演技しきった米田、鹿島、冨田の演技には本当に鳥肌が立った。
第1種目ゆかからずっと見ていたが、集中力を切らさずに3時間戦い続けるその迫力に本当に圧倒された。
NHK刈屋富士雄アナの
「伸身の新月面の描く放物線は、栄光への架橋だー」
が名実況として取り上げられる昨今ですが、実はこの実況生で聞いてないんですよね。
ハイビジョン見てたもんで秋山浩志アナ(多分)の実況だったわけで。
ただ、この秋山アナの実況も個人的には非常に好感が持てた。
刈屋アナほどの名フレーズ(と呼ばれるもの)は無かったものの、淡々とかつ的確に状況を伝え続けるその実況は、同じく冷静な解説の人(誰か忘れた)とあいまって、見ているものを競技に引き込んでくれた。
実は金メダルが確定した直後、一度総合テレビにチャンネルを変えた。
そこで「泣いてください、小西さん」や「アテネの地で再び日本体操の陽が上る」というようなせりふは生で聞いたが、ちょっとくさくて嫌だなと思い、チャンネルを変えてしまった記憶がある。
ただでさえ感動した今回の男子体操の金メダルだが、個人的にはハイビジョンの中継がより大きくその感動を引き出してくれたと思う。
●2番目に感動したのは、これまた日刊スポーツ投票と同じく女子マラソンだ。
#この金メダルが嬉しいのには、低いレベルでの自分の自己満足の話もある。
#元々自分が野口の優勝を直感的ながら予想していたし、
#市橋有里以降疑問視されていた世界陸上枠での五輪代表選考にも積極的に賛成していた。
#自分の考えが当たったという事で、ただ単に喜んでいたという面もある。
上の4行は置いておいて、野口みずきの積極的な金メダルを取りにいく姿勢には、純粋に感動した。
昨年のパリの世界選手権では、C.ヌデレバにあっさり置いていかれて、銀メダルだった野口。
その時自分は、ヌデレバに勝って金メダルを取ることを考えず、五輪代表権取りに終始した野口のレース振りを批判した。
しかし、今考えれば昨年の世界選手権銀メダルは、このアテネでの金メダルに向けての単なるステップレースに過ぎなかったのだ。
今回も出場していれば金メダルの大本命といわれた高橋尚子は、東京国際女子マラソンの失敗で五輪のスタートラインにすら立てず、野口との世界選手権での五輪権利取りに敗れた(銅メダル)千葉真子もまた、大阪国際女子マラソンで坂本直子に敗れ、補欠に回り五輪翌週の北海道マラソンを走るという運命をたどった。
五輪のスタートラインに立てなければ、金メダルを獲得する確率は絶対に0なのだ。
まず、スタートラインに立つ権利をなにふり構わず勝ち取った野口の選択は完全に正解だった。
そして五輪本番は、「勝つため」のギャンブルともいえる25km過ぎで早めにスパートする作戦を周到に用意し、そしてそれを見事やり遂げてしまった。
もちろん、厳しい練習に裏打ちされての作戦だろうが、「五輪での金メダル」にこだわった野口みずきと藤田コーチの「勝負師」っぷりに感動した。
●競泳の3つの金メダルにもビックリした。
中でも女子800m自由形柴田亜衣には本当にただただ脱帽。
正直、超強力選手が存在しない女子長距離界で、急成長で今季世界ランク4位の柴田がメダルに絡むことはもしかしたらあるかもなとは思っていた。
ただ、もし万が一金メダルを取るとしたら山田沙知子で、柴田は銅までだろうと考えていた。
今季世界ランク1位の記録を持っていた山田沙知子は柴田と同じ82年生まれの同学年である。
生まれ月だけを見れば5ヶ月柴田のほうが年上だ。
それでも、金メダル獲得直後のインタビューで「先輩の山田さんに・・・」などとインタビュアーに言われてしまっていたように、両者の格の違いは明らかだった。
しかし、そんな柴田が五輪本番で3秒も自己記録を縮めての金メダル。
果敢に先行する隣4コースのマノドゥを落ち着いて追走(追泳?)し、終盤の200mからじわじわと追い上げて最後のターンの前に交わし、抜け出すというレース運びも冷静で、ほぼ完璧なものだった。
実況のアナウンサーも最後は「なんとなんと」、「これは驚いた」という言葉しかでてこないほどの、非常にサプライズの大きな金メダルだった。
#「あわてず あせらず あきらめず」は今年の個人的流行語大賞候補NO.1.
北島康介の有言実行ぶりには、昨年の世界選手権に続けて驚かされた。
正直なところ、今回の北島は金メダルが取れたとしても得意の200mの方だけだろうと思っていた。
それが100mでハンセンに競り勝ち、200mでは余裕の勝利。
この人のピーキング能力の高さ、集中力の高さは素晴らしいものがあると思う。
#「チョー気持ちいい」は「本当の」流行語大賞候補かもね。
男子競泳の金メダルはソウル五輪100m背泳ぎの鈴木大地以来。
鈴木大地の金メダルが、自分が生まれて初めてテレビで見た日本選手の金メダルだと思う。
あの頃は、まだ小さくて何がどうすごいのか良くわからなかった。
16年ぶりの金メダル、二冠を達成した北島は本当にすごいと思う。
#言葉にすると非常に陳腐になってしまうな・・・。
●金メダルビックリ度が一番低かったのが女子レスリング55kg級の吉田沙保里だ。
実は五輪までまともに吉田の試合を見たことはなかった。
自分を含めほとんどの人がそういう状況だったと思う。
それでも、報道では「女子レスリングは全階級金メダルも夢ではない」、「国際大会無敗の吉田はほぼ100%金メダルだ」などと書かれてしまう。
#実際自分もそんな期待をしてしまっていたわけだが
そんな強烈なプレッシャーがかかる中、さらには直前の48kg級では女子レスリング金メダリスト第1号になると思われた伊調千春が負け、吉田にかかるプレッシャーはより大きくなっていただろう。
しかし、そんな状況もものともしない圧倒的な試合運びで快勝。
勝利を決めた後は監督を肩車して、さらにはバック宙まで決める。
この人の底知れぬ強さを感じた。
スロースターターの伊調馨の決勝にはひやひやさせられた。
全階級制覇はならず2階級の金メダルに終わったが、十分に日本女子レスリングの強さを見せてくれた。
●金メダル16個のうち過半数を占める柔道に関しては、銀、銅メダルもあわせて(銅メダルは0だが)、また別エントリでまとめる予定。
もしくは、柔道に関しては本当に素人なので、まとめないかも。
時間に余裕があれば、詳しく振り返ってみたいところではある。
●結局は一度書いたものの焼き直しのまとめのような感じになってしまった気がする。
また書きたいことがあれば、ちょくちょく書き足していくかもしれない。
明日は銀メダル編の予定。
そのあとは銅メダル編、柔道編、メダル無し(期待裏切っちゃった)編、団体球技編といったところを予定しております。
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