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和敬静寂
スポーツ観戦日記。中日、グランパス、バスケットボール、マラソン、ジャンプあたりを中心に。
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歴史的瞬間に立ち会いそこねた [ 中日ドラゴンズ ]
ロッテ1回戦 中日1勝 千葉マリンスタジアム 2005/5/20 18:15
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中日 0 1 2 1 0 1 2 0 0 7
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
ニッカン式スコア
川上 4勝2敗
S
清水 4勝4敗
井上3号、李8号
中日2005年ペナントレース


久々に千葉マリンスタジアムに行ってきました。
昨季は千葉マリンでのヤクルト主催試合の中日戦がなかったけれど、GWになぜかロッテvs西武を見に行ったので、千葉マリン自体はちょうど1年ぶりぐらい。
その前となるといつだろう。
岡本が先発で、古田にレフトにホームランを打たれたり、ギャラードが最後に追いつかれて、城石にサヨナラを打たれた試合とかが思い出される。
そして、自分にとって千葉マリンといえば高木。
多分、これで千葉マリンに来るのは4度目なのだが、これまで3度は必ず高木が登板していた。
ヤクルト時代の2回は先発で、そしてロッテ時代の1回は中継ぎだったけれど。

さて、そんな高木も結局登場した今日の試合。
しかし、主役はもちろん中日のエース川上憲伸だった。


清水直之とのエース対決。
しかし、清水は今ひとつピリッとしない立ち上がり。
初回、2安打で点が取れなかった中日打線だが、2回は連続四球、バント、犠牲フライで、ノーヒットで1点を先制。
さらに3回、井端、ウッズのヒットで1,2塁のチャンスを作ると、福留が左中間を破る2点タイムリーで2点追加。
アレックスが続いて、1死1,3塁とチャンスは続くが、森野がゲッツーで倒れ、3回で早くも残塁が5。
攻めながらも、大量点には結びつかない、7日のオリックス戦を思い出させるような展開でもあった。

しかし、今日は憲伸が磐石。
力強さがありながらも、慎重な投球で、きっちりとコーナーを突き、ロッテ打線にヒットを許さない。
打者一巡をパーフェクト。
すると、4回表、先頭の谷繁、続く井上が連続で右中間を破り1点追加。
5回、再び森野が得点圏にランナーを置いて凡退するが、その裏は憲伸がフランコ、ベニー、イ・スンヨプの3人をきっちり抑えここまでパーフェクト。


5回が終わったところで、千葉マリンでは300発の花火が打ちあがった。
ただ、外野スタンドの裏に打ちあがる花火を、外野スタンドに陣取った自分はほとんど見ることが出来なかった。
これだけを考えるなら、やはり内野席に入るべきだったか、などと思ってしまった。

この花火は、ロッテ打線でなく中日打線に火をつけた。
6回、1死後井上が3打席連続打点となるソロホームランをライトに放ち5-0。
完全に試合の流れは中日に。


続く荒木がライト前にポテンと落ちるヒット。
井端の打席でカウントが1-1になったときに事件(?)は起きた。
エンドランで井端が放った打球は三塁線を切れて、ファウルグラウンドへ。
積極的にボールボーイは追わず、打球はレフトのイ・スンヨプの元に。
ボールボーイに返すんだろうなー、と思いながらゆっくりとビールを持ちながらボールボーイの方を見ていた自分だったが、いつまで立ってもボールボーイにボールが来ない。
気づくと、周りの人たちが声を出して立ち上がっている。
「なんだ?」と思って顔を左に向けると、白球が空を舞っていた。
即座に座ったまま右足を一歩横にずらしてワンハンドキャッチ。
ファールボール、もらっちゃいました。

今までこういうのに全く縁がなかっただけに嬉しい。
バスケの試合の試合前のプレゼントとか、非常に観客の少ないところでアピールしてみてももらったことがなかったのに、こんなところで思いがけなく手に飛び込んでくるとは。
#一緒に行った人が、神宮で井端のホームランボールを争奪戦の末、手に入れたことはあったけれど・・・。

微妙に浮かれている自分を置いて、試合は進む。
憲伸は6回裏も完璧、下位打線を3人でピシャリ。
里崎のバットを投げ出しての三振には、前の登板を思い出して少し冷やりとしたが、問題なくこの回もパーフェクト継続。

7回、清水直行をマウンドから下ろしたバレンタイン監督は、2番手にサウスポーの高木を指名。
って、また高木かよ。
自分の千葉マリン高木伝説はまだ終わらないらしい。
この高木、全くストライクが入らない。
立浪に初球でいきなり死球を当てて、レフトスタンドから大ブーイング。
ウッズは、1球ボール球を振ったものの、ストライクはそれだけで四球で歩く。
福留もストレートの四球。
労せずして無死満塁の大チャンスを得た中日。
しかし、アレックスは初球を叩いてファーストゴロホームゲッツー。
チャンスが潰えたかに見えたが、ここまで得点機で凡退してきた森野が左中間を破る2点タイムリー2塁打で7-0。
これで完全に試合を決めた。
さらに3番手小宮山から2四球を選び、再び満塁となるが、荒木はライトファウルフライに倒れ、この回は2点止まり。

長い7回表の攻撃の間、ベンチ前でキャッチボールを続けていた憲伸。
逆にインターバルが空きすぎて、流れが悪くなるのではないかとやや心配だった。
7回の先頭打者西岡は、センターに大飛球。
しかし、アレックスがフェンスまで素早く走って戻り好捕。
このあたりから明らかに緊張の色が濃くなってきた守備陣も、憲伸を援護。
ここまででも、森野がサードゴロを上手く捌いていたし、ウッズもやや乱れた内野ゴロの送球をなかなかうまく処理していた。

まだまだ憲伸がパーフェクトを継続。
球場の空気がやや異様になってくる。

8回表、小宮山の前に井端、立浪があっさりと凡退。
ウッズの打席の1-0からの2球目。
急にゆったりとしたフォームになった小宮山は、遅球の魔球「シェイク」を投げる。
完全にタイミングをずらされたウッズはピッチャーゴロ。
苦笑いが千葉マリンのビジョンにも大写しにされた。

今度は短すぎるインターバルでマウンドに上った8回裏。
憲伸の1球1球にレフトスタンドから大きな反応が起こる。
#ヒーローインタビューで憲伸自身も「異様な雰囲気」と言っていたが。
自分も見ていて、かなりドキドキしてきた。
「完全試合」という歴史的瞬間に立ち会えそうなことに、かなり興奮してきた。
フランコは完全にタイミングを外して三振。
ベニーの打球はレフトに高々と上がりレフトフライ。
あっさり2死を取って、6番のイ・スンヨプの打席。
ストライクが急に入らなくなった憲伸は、カウントを1-3としてしまう。
この試合、憲伸が3ボールにしたのはほとんど記憶がない。
やや置きにいった5球目、イ・スンヨプにバックスクリーン直撃のホームランを浴び、完全試合はおろか、ノーヒットノーラン、完封すらも消えてしまった。

9回裏、バックスクリーン付近に移動してみた。
なぜかそのあたりの上段には外人集団が構え、アレックスの名前を連呼。
ある女性は服を胸ぎりぎりまで挙げて、名前を呼んだりしていた。
それを振り返りながら見て、笑顔で答えるアレックス。
周りの観客も、つられてアレックスに手を振りまくり。
「完全試合」は守備にも大きなプレッシャーがかかる。
そのプレッシャーから解き放たれた、アレックスはだいぶ余裕があるようだった。

最後の打者西岡を低目のストレートで見逃しの三振に打ち取った憲伸。
完全試合こそ逃したものの、無四球1安打完投の素晴らしいピッチングだった。

交流戦で中日が乗り切れなかったのは、エース憲伸が勝てなかったことも原因の一つだった。
その憲伸の快投で、交流戦初、実に5カードぶりの初戦白星になった。
歴史的快挙こそならなかったものの、連敗も防ぎ、ようやくチームはこれで乗っていけそう。
てか、ほんとにこれで乗ってくれなかったら困りますよ。

中日2005年ペナントレース

中日2005ペナントレース

Comment(0)| Track back(0) | 2005-05-21 00:15:16 | Clip!!

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