●トリノ五輪 ノーマルヒル 個人・決勝
HS=106m K=95m 2005/2/12
▼ノーマルヒル 個人・決勝 結果
HS=106m K=95m 2005/2/12
▼ノーマルヒル 個人・決勝 結果
順位 選手 (所属) 得点 1本目(m) 2本目(m) 1 L.ビストール (ノルウェー) 266.5 101.5 103.5 2 M.ハウタマキ (フィンランド) 265.5 102.0 103.5 3 R.ヨケルソイ (ノルウェー) 264.5 102.5 102.5 -- ------------------- ------------ ----- ----- ----- 18 伊東大貴 (土屋ホーム) 243.5 100.0 96.0 20 葛西紀明 (土屋ホーム) 241.0 100.0 95.5 23 岡部孝信 (雪印) 229.5 96.5 94.5
●最後の最後まで、凄くドキドキさせられる試合でした。
何がドキドキしたって、このまま1本目トップのバシリエフ(ロシア)がそのまま逃げ切って金メダルを取っちゃうんじゃないか思うと、どきどきせずにはいられなかった。
今季のバシリエフはW杯ランク30位で、シングルが1回も無いという成績。
昨季の世界選手権を制したベンコビッチもその程度の成績だったとはいえ、まさかトリノでもそんな感じでバシリエフが勝ってしまうのではないかと・・・。
普通なら、1回目2位タイのモルゲンシュテルンとアホネンが大ジャンプを出して、バシリエフに大きくプレッシャーをかけるものだけれど、この二人も失敗してメダル圏から消えてしまう。
比較的プレッシャーの少ない中、バシリエフが金メダルに臨んだ最後のジャンプ。
でも、五輪の舞台はそんなに甘くなかった。
●コロコロ変わる風の中、序盤の選手からK点を越えるジャンプが連発。
25番スタートのバシリエフは、トリノに入ってから絶好調。
パワーあるジャンプでプラジェラートのノーマルヒルをねじ伏せ、104.5m。
好条件の続く中、バシリエフの直後に飛んだノイマイヤーも103.5m。
日本勢は33番スタートで葛西紀明、34番スタートに伊東大貴、40番スタートに岡部孝信が登場。 葛西の二人前、昨季の世界選手権ノーマルヒル覇者のベンコビッチが中盤の横風に煽られて、大失敗ジャンプ。
続くタミ・キウルも失敗ジャンプ。
最悪の流れで、日本勢に繋がってしまった。
それでも、葛西がこの流れを断ち切り100.0m。
大貴は葛西と飛距離も飛型点も全く同じで、100.0m、126.0pで並び、この時点で4位タイ。
岡部の直前でも、ヴィドヘルツルがやや失敗ジャンプで98.0m。
岡部は伸びずに96.5m。
2回目進出は決めたが、大きく出遅れてしまった。
これ以降のメンバーは次々と100mを越えてくるが、なかなかバシリエフを超えることができない。
モルゲンシュテルン、アホネンが103.5mを出すが、飛型点がやや低目のバシリエフをとらえられず。
1回目最後のジャンパーヤンダは、99.0mと伸びず、まさかの18位。
意外もトップはバシリエフで1本目は折り返し。
2位タイにアホネンとモルゲンシュテルン、4位キュッテル、5位ヨケルソイ、6位タイにハウタマキ、ビストール。
日本勢は大貴と葛西が13位タイ。
岡部が24位で、メダル争いからは完全に出遅れた。
●追い風が多くなってきた2本目。
スタートゲートは1つ上がる。
各選手が1回目より距離を落とすジャンプが続く。
7番スタートだった岡部も94.5mで、K点に届かずわずかに順位を上げただけ。
葛西は完全に失敗ジャンプで95.5m。
大貴も踏切りが合わずに96.0m。
日本勢はあまりよろしく無い結果に終わってしまった。
●メダル争いは、1本目のベスト10の争い。
1本目10位のウアマンが104.5mを飛び、トップに躍り出る。
続くノイマイヤーも103.0mと伸ばしてくる。
マリシュも102.5mを飛ぶが、ウアマンには及ばない。
大ジャンプが続く中、ビストールが103.5mを飛んで、トップに躍り出る。
1本目にビストールとポイントで並んでいたハウタマキは、ビストールと同じ103.5mを飛ぶが、着地が乱れて飛型点の差でビストールがトップのまま。
残りは5人。
ヨケルソイは102.5mで、1本目1.0pリードしていたビストールを抜くことはできない。
4位キュッテルは101.0mと伸びず。
さらにモルゲンシュテルンも力が入り、99.5mと失敗。
これは、アホネンが勝つ流れだろうと思ったのだが、アホネンも100.0mでこの時点で6位。
最後に飛ぶバシリエフは101.0mを飛べば、金メダルが見えてくる。
プレッシャーの中のバシリエフのジャンプは、100.5mと距離はそこそこだったが、着地後大きく崩れて飛型点が低く、結局10位。
2本目、後ろから6番目のスタートだったビストールが逆転で金メダル。
ノルウェー勢のジャンプでの個人の金メダルは、リレハンメルでのブレーデセン以来。 1本目ビストールと同順位だったハウタマキが銀メダル。
ヨケルソイが銅メダル。
●ビストールは、今季W杯総合10位。
今季1勝で表彰台には3回上がっている。
実力のある選手で、今日の勝利もうまくはまった面はあるけれど、順当なところ。
優勝候補と思われた、アホネン、ヤンダは沈んだ。
ヤンダは1本目の失敗の後、2本目も100.0mとあまり伸びずに結局13位。
いつもは2本目に確実に挽回してくるんだけれど。
アホネンの2本目は、周囲の順番の選手の結果から見ても、少し条件が悪かったかもしれない。
ただ、この二人がこのまま終わるわけは無いと思うので、ラージヒルでの巻き返しが面白そう。
●日本勢は伊東大貴の18位が最高で、順位だけ見れば「惨敗」だろう。
実際、今日を見る限りは世界との差は大きい。
ただ、最近のW杯をずっと見ていると、これが順当な結果で特に「惨敗」だとは思わない。
これが今の日本の力だろう。
最近は大貴が上り調子で、岡部も結果を出してきていたけれど、岡部の調子が下降気味な今、正直こんなもんじゃないだろうか。
ラージヒルになると、より辛そうな感じ。
大貴の大ジャンプに期待したいところだけれど・・・。
●ジャンプの次の試合はラージヒル。
17日金曜日に予選、18日土曜日に決勝が行われる。
岡部、葛西、大貴に続く4人目のメンバーは誰になるのだろうか。
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■スキー■ジャンプ■トリノ五輪■ジャンプ05-06
Comment(4)| Track back(0) | 2006-02-13 10:32:13 | Clip!!
| ■ アホネン | |
| アホネンとマンニネンってどうしてこう似たもの同士なのかと。 W杯で強さを見せながら、五輪では個人メダルに縁がなく、トリノも共にいいとこつけながら失速で緒戦を落とすところまで一緒。 どちらか(もしくは両方)がこのジンクスを打ち破れますかね? | |
| 雑用係 (2006-02-13 19:48:32) |
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