●第24回 全日本実業団対抗女子駅伝大会 2004/12/12
長良川競技場発着〜大垣市総合体育館折り返し
▼公式HP
今年も岐阜県で全日本実業団女子駅伝が開催された。
なかなか全国レベルの大会が開催されない岐阜県で、数少ない毎年行われる全国規模の大会だ。
大垣市の西濃運輸がスポンサーから降りてしまい、横浜へ移転の噂が出ながらも、スズキがスポンサーになることで何とか岐阜県に残ってくれている。
地元の注目度はなかなか高い。
大会の行われた12日、自分は帰省して大垣市にいたのだが、もともとスポーツ好きな自分の父親がスタート時点から見ていたのは当然として、レース途中に移動した幼馴染の家でも、そこの母親を巻き込んで駅伝談義が繰り広げられた。
まあ、選手やレースの話題もあるのだが、自分たちが良く知っているところを走るので、この店は最近できてねぇとか、あの中学生はどこの学校の子やろうねぇ、とか世間話的な内容も多いのだが。
▼第24回全日本実業団女子駅伝競走大会 公式結果
●総合成績
参加26チーム。
出場権を持っていた豊田自動織機は、選手数が揃わないため棄権。
●区間記録
●1区は初めて1区に起用された三井住友海上の大平美樹、東日本で1区区間賞を取った資生堂の佐藤由美の長身の二人が先頭を争う展開。
これに積水化学の上野理恵を加えての争いになって、1区も佳境を迎えたところで無謀にもTBSはCMを入れてきた。
予想通り、CMがあけてみたら佐藤が一人抜け出している。
上野が何とかそれについていこうとするが、大平、スズキの松岡範子は遅れていく。
佐藤が東日本に続き1区で区間賞。
三井住友海上は10秒遅れの4位、京セラは吉野恵が途中で遅れ21秒差を付けられてのタスキリレーとなった。
●2区はわずか3.3kmのつなぎの区間。
あまり順位の変動もなく過ぎるかと思われたが、三井住友海上の石山しおりが快走。
力強い走りで一気にトップの資生堂・尾崎朱美を捕らえて抜き去ってしまい、区間新で逆に資生堂に12秒差をつけて3区のエース渋井陽子へ。
京セラはアテネ五輪800m代表の杉森美保が区間4いながら一つ順位を上げて5位へ。
1区で中村里沙が16位と大きく出遅れたUFJ銀行は、渡邊いくみが区間2位に頑張り順位を8位に上げた。
●10kmのエース区間は各チームのエースが見事に揃った。
マラソン日本最高記録を持つ三井住友海上の渋井陽子、昨年区間2位の京セラ・阿蘇品照美、大ベテランの資生堂・弘山晴美、アテネ五輪マラソン代表の天満屋・坂本直子、おなじみUFJ銀行・大南博美、復活してきたダイハツ・山中美和子、力のあるデオデオ・小鳥田貴子、ノーリツ・小崎まり、ホクレン・厭かば有紀子、第一生命・斎藤由貴、アコム・小幡佳代子。
さらに外国勢のスズキのルーシー・ワゴイ、パナソニックモバイルのジェーン・ワンジク、日立のルース・ワンジル、デンソーのミリィ・ワンガリ、九電工のタウシ・ジュマ・ンガー、サニックスのエバリン・キムエイ、ユタカ技研のエスタ・ワンジロ・マイナ。
日本女子の長距離の重要人物の半分は集まったんじゃないかという感じだ。
リードをもらってスタートした渋井は、ややゆったりとした入りながらも、後ろに差をつけたまま進む。
2位争いは、ワゴイとワンジクが争って前を追うが、なかなかその差が詰まっていかない。
逆に一時期離された弘山が、その二人の争いに割って入ってくる。
渋井は後半に徐々にペースを上げ、少しずつ後続を引き離す。
終わってみれば、2位チームは資生堂からパナソニックモバイルに変わったものの、1位と2位の差を12秒から17秒に広げて4区へタスキリレー。
区間賞争いは9位から5位に順位を上げた日立のルース・ワンジルが制した。
1秒差の2位はチームを2位まで押し上げたパナソニックモバイルのジェーン・ワンジク。
日本人トップはワンジルとともに上がっていった天満屋の坂本直子。
渋井と阿蘇品が31分50秒で区間4位。
小鳥田貴子は区間10位だったものの、最下位の26位でタスキを受けており8人抜きを達成した。
同じくデンソーのワンガリも区間6位でチームの順位を24位から16位に8つ上げた。
●短いつなぎの4区でも、三井住友海上の勢いは止まらず。
岩元千明が区間賞で、東京国際女子マラソンを制した嶋原清子(区間3位)が2位まで順位を挙げてきた資生堂との差を32秒まで広げた。
ここまで10位と低迷していたワコールが、野田頭美穂をここで起用して、区間2位で7位まで順位を上げた。
京セラは吉田佳菜が区間4位で三井住友海上との差は52秒差と広がった。
●最長5区は第二のエース区間。
三井住友海上は満を持して、この区間に土佐礼子を起用。
しかし、4位からスタートした京セラの原裕美子が入りから飛ばす。
前を行く資生堂の加納由理、スズキの八木洋子をとらえ、2位まで上がってさらに土佐を追う。
この日に限っては、明らかに土佐よりも原の走りの方が良かった。
徐々に差は詰まり、区間賞を取った原が土佐を13秒差まで追い上げたところで第5中継所。
勝負は最終6区に持ち込まれた。
区間2位はダイハツの大越一恵。
山中不発で16位と低迷していたチームを9位まで押し上げた。
やや離れた区間3位が加納由理。
原に抜かれたものの、その原とともに上がっていき、八木を抜いてチーム順位は3位のまま。
土佐は調子が悪いながらも区間4位で踏ん張った。
ちょんまげに髪形を戻した福士加代子だが、順位を2つ上げたものの区間5位。
本人としてはやや不本意な結果ではないだろうか。
●最終6区は三井住友海上・大山美樹、京セラ・小川清美の昨年と同じ争いとなった。
しかし、今年は逃げる大山、追う小川とその立場は逆転。
そして、今年は小川が大山をとらえる。
3km過ぎに小川が大山を捕らえて、並走がスタート。
一気に抜き去りたい小川だが、大山も簡単に前には行かせない。
最後の大きなアップダウン、金華橋に向かう上り坂でまたもTBSが無謀なCMを挿入。
今回は、CM空けも並走状態で事なきを得たが、あまりにも冒険的なCMの入れ方。
そして、CM明け直後に金華橋の上で大山がスパート。
追いつくのに力を使ってしまったか、小川は大山についていくことができない。
終わってみれば大山は区間新の快走でゴールテープを切る。
さらにゴールタイムは大会記録を21秒上回る好タイム。
京セラの小川も大山と同タイムの区間新だったが、同タイムだった分届かず、昨年と同じ2位となった。
資生堂も昨年と同じく3位。
アンカーのルーキー藤永佳子が区間3位と頑張り、その順位を守った。
●土佐を前にして三井住友海上が抜け出したときは、独走になってしまうかなと思ったけれど、最後に面白いドラマが待っていた。
非常にレースとして面白かった。
▼2003年の全日本実業団女子駅伝
▼全日本実業団女子駅伝の全出場チーム決定
■駅伝 ■全日本実業団女子駅伝 ■2004-2005駅伝・マラソン
▼公式HP
今年も岐阜県で全日本実業団女子駅伝が開催された。
なかなか全国レベルの大会が開催されない岐阜県で、数少ない毎年行われる全国規模の大会だ。
大垣市の西濃運輸がスポンサーから降りてしまい、横浜へ移転の噂が出ながらも、スズキがスポンサーになることで何とか岐阜県に残ってくれている。
地元の注目度はなかなか高い。
大会の行われた12日、自分は帰省して大垣市にいたのだが、もともとスポーツ好きな自分の父親がスタート時点から見ていたのは当然として、レース途中に移動した幼馴染の家でも、そこの母親を巻き込んで駅伝談義が繰り広げられた。
まあ、選手やレースの話題もあるのだが、自分たちが良く知っているところを走るので、この店は最近できてねぇとか、あの中学生はどこの学校の子やろうねぇ、とか世間話的な内容も多いのだが。
▼第24回全日本実業団女子駅伝競走大会 公式結果
●総合成績
| 順位 | チーム名 | タイム |
|---|---|---|
| 1 | 三井住友海上 | 2:13:17 (大会新) |
| 2 | 京セラ | 2:13:30 (大会新) |
| 3 | 資生堂 | 2:14:12 |
| 4 | ワコール | 2:15:20 |
| 5 | スズキ | 2:15:30 |
| 6 | 天満屋 | 2:16:02 |
| 7 | UFJ銀行 | 2:16:04 |
| 8 | パナソニックモバイル | 2:16:33 |
| 9 | ダイハツ | 2:16:42 |
| 10 | 第一生命 | 2:17:01 |
出場権を持っていた豊田自動織機は、選手数が揃わないため棄権。
●区間記録
| 区間 | 距離 | 区間賞 | チーム | 記録 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 6.6km | 佐藤由美 | 資生堂 | 20:35 |
| 2 | 3.3km | 石山さおり | 三井住友海上 | 10:04 (区間新) |
| 3 | 10.0km | R.ワンジル | 日立 | 31:32 |
| 4 | 4.1km | 岩元千明 | 三井住友海上 | 12:41 |
| 5 | 11.6km | 原裕美子 | 京セラ | 37:02 |
| 6 | 6.595km | 大山美樹 小川清美 |
三井住友海上 京セラ |
20:26 (区間新) |
●1区は初めて1区に起用された三井住友海上の大平美樹、東日本で1区区間賞を取った資生堂の佐藤由美の長身の二人が先頭を争う展開。
これに積水化学の上野理恵を加えての争いになって、1区も佳境を迎えたところで無謀にもTBSはCMを入れてきた。
予想通り、CMがあけてみたら佐藤が一人抜け出している。
上野が何とかそれについていこうとするが、大平、スズキの松岡範子は遅れていく。
佐藤が東日本に続き1区で区間賞。
三井住友海上は10秒遅れの4位、京セラは吉野恵が途中で遅れ21秒差を付けられてのタスキリレーとなった。
●2区はわずか3.3kmのつなぎの区間。
あまり順位の変動もなく過ぎるかと思われたが、三井住友海上の石山しおりが快走。
力強い走りで一気にトップの資生堂・尾崎朱美を捕らえて抜き去ってしまい、区間新で逆に資生堂に12秒差をつけて3区のエース渋井陽子へ。
京セラはアテネ五輪800m代表の杉森美保が区間4いながら一つ順位を上げて5位へ。
1区で中村里沙が16位と大きく出遅れたUFJ銀行は、渡邊いくみが区間2位に頑張り順位を8位に上げた。
●10kmのエース区間は各チームのエースが見事に揃った。
マラソン日本最高記録を持つ三井住友海上の渋井陽子、昨年区間2位の京セラ・阿蘇品照美、大ベテランの資生堂・弘山晴美、アテネ五輪マラソン代表の天満屋・坂本直子、おなじみUFJ銀行・大南博美、復活してきたダイハツ・山中美和子、力のあるデオデオ・小鳥田貴子、ノーリツ・小崎まり、ホクレン・厭かば有紀子、第一生命・斎藤由貴、アコム・小幡佳代子。
さらに外国勢のスズキのルーシー・ワゴイ、パナソニックモバイルのジェーン・ワンジク、日立のルース・ワンジル、デンソーのミリィ・ワンガリ、九電工のタウシ・ジュマ・ンガー、サニックスのエバリン・キムエイ、ユタカ技研のエスタ・ワンジロ・マイナ。
日本女子の長距離の重要人物の半分は集まったんじゃないかという感じだ。
リードをもらってスタートした渋井は、ややゆったりとした入りながらも、後ろに差をつけたまま進む。
2位争いは、ワゴイとワンジクが争って前を追うが、なかなかその差が詰まっていかない。
逆に一時期離された弘山が、その二人の争いに割って入ってくる。
渋井は後半に徐々にペースを上げ、少しずつ後続を引き離す。
終わってみれば、2位チームは資生堂からパナソニックモバイルに変わったものの、1位と2位の差を12秒から17秒に広げて4区へタスキリレー。
区間賞争いは9位から5位に順位を上げた日立のルース・ワンジルが制した。
1秒差の2位はチームを2位まで押し上げたパナソニックモバイルのジェーン・ワンジク。
日本人トップはワンジルとともに上がっていった天満屋の坂本直子。
渋井と阿蘇品が31分50秒で区間4位。
小鳥田貴子は区間10位だったものの、最下位の26位でタスキを受けており8人抜きを達成した。
同じくデンソーのワンガリも区間6位でチームの順位を24位から16位に8つ上げた。
●短いつなぎの4区でも、三井住友海上の勢いは止まらず。
岩元千明が区間賞で、東京国際女子マラソンを制した嶋原清子(区間3位)が2位まで順位を挙げてきた資生堂との差を32秒まで広げた。
ここまで10位と低迷していたワコールが、野田頭美穂をここで起用して、区間2位で7位まで順位を上げた。
京セラは吉田佳菜が区間4位で三井住友海上との差は52秒差と広がった。
●最長5区は第二のエース区間。
三井住友海上は満を持して、この区間に土佐礼子を起用。
しかし、4位からスタートした京セラの原裕美子が入りから飛ばす。
前を行く資生堂の加納由理、スズキの八木洋子をとらえ、2位まで上がってさらに土佐を追う。
この日に限っては、明らかに土佐よりも原の走りの方が良かった。
徐々に差は詰まり、区間賞を取った原が土佐を13秒差まで追い上げたところで第5中継所。
勝負は最終6区に持ち込まれた。
区間2位はダイハツの大越一恵。
山中不発で16位と低迷していたチームを9位まで押し上げた。
やや離れた区間3位が加納由理。
原に抜かれたものの、その原とともに上がっていき、八木を抜いてチーム順位は3位のまま。
土佐は調子が悪いながらも区間4位で踏ん張った。
ちょんまげに髪形を戻した福士加代子だが、順位を2つ上げたものの区間5位。
本人としてはやや不本意な結果ではないだろうか。
●最終6区は三井住友海上・大山美樹、京セラ・小川清美の昨年と同じ争いとなった。
しかし、今年は逃げる大山、追う小川とその立場は逆転。
そして、今年は小川が大山をとらえる。
3km過ぎに小川が大山を捕らえて、並走がスタート。
一気に抜き去りたい小川だが、大山も簡単に前には行かせない。
最後の大きなアップダウン、金華橋に向かう上り坂でまたもTBSが無謀なCMを挿入。
今回は、CM空けも並走状態で事なきを得たが、あまりにも冒険的なCMの入れ方。
そして、CM明け直後に金華橋の上で大山がスパート。
追いつくのに力を使ってしまったか、小川は大山についていくことができない。
終わってみれば大山は区間新の快走でゴールテープを切る。
さらにゴールタイムは大会記録を21秒上回る好タイム。
京セラの小川も大山と同タイムの区間新だったが、同タイムだった分届かず、昨年と同じ2位となった。
資生堂も昨年と同じく3位。
アンカーのルーキー藤永佳子が区間3位と頑張り、その順位を守った。
●土佐を前にして三井住友海上が抜け出したときは、独走になってしまうかなと思ったけれど、最後に面白いドラマが待っていた。
非常にレースとして面白かった。
▼2003年の全日本実業団女子駅伝
▼全日本実業団女子駅伝の全出場チーム決定
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Comment(0)| Track back(0) | 2004-12-13 23:07:06 | Clip!!
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