2004 男子バスケットボール日本代表ヨーロッパ遠征
第8戦 6月26日19:00 スロヴェン・コニーチェ市民体育館 スロベニア)
日本代表68-84スロベニア代表
▼BOX SCORE ▼戦評
▼ヨーロッパ遠征公式HP
●バスケの男子日本代表のヨーロッパ遠征最終戦はスロベニア代表と対戦。第8戦 6月26日19:00 スロヴェン・コニーチェ市民体育館 スロベニア)
日本代表68-84スロベニア代表
▼BOX SCORE ▼戦評
▼ヨーロッパ遠征公式HP
この遠征で唯一のナショナルチームとの対戦となった。
前にも書いたが、スロベニアの世界ランクは24位。
対する日本のランクは21位。
ただ、このランキングはあまり当てにならないので参考程度と言うことで。
相手は代表と言うことだが、どれほどのメンバーだったのかはよくわからない。
18日のU-21スロベニア代表との試合で敗れていることを考えれば、今回の試合はかなりの苦戦が予想された。
#しかも、その時の相手HCのコメントは「もっと簡単に勝てると思っていた。」と言うようなことだったし。
▼日刊スポーツ記事
●最終戦のスタメンは#7五十嵐圭、#11網野友雄、#12渡邉拓馬、#13古田悟、#16竹内公輔というメンバー。
1Qで一時9-8と逆転するが、その後は基本的に常に先手を取られ追いかける展開。
11点差で前半を折り返し、第3Qで一時9点差まで差を縮めるが、その後突き放され結局16点差での敗戦。
ディフェンスではよく相手にプレッシャーをかけたが、オフェンスが得点までなかなか結びつかなかったという内容だったようだ。
●相手HCのコメントがなかなか参考になる。
せっかくなので全文引用してしまおう。
アラシュ・ピパンHC(スロベニア代表)
今日のゲームでは日本人選手の素晴らしいプレーが随所にみることが出来た。 特にディフェンス面ではアグレッシブにプレーし、我々を苦しめた。もう少し楽な展開を予想していたが、第1ピリオドが終わってそういう気持ちはなくなった。 印象に残ったプレーヤーとしては#7(五十嵐)と#8(柏木)それから#15(竹内公輔)と#16(竹内譲次)である。 ポイントガードの二人はやはりクイックネスが目を引いた。4番の二人は荒削りだがいいものを持っていると思った。 日本チームのディフェンスはこのままいけば、もっと我々を苦しめることになるだろう。問題はオフェンス面である。 オープンショットの確率(精度)をあげることとシュートモーションへのクイックネスが必要だ。あとはパスのスピードが遅いことに気が付いた。 この3点を改善すれば、2006年の世界選手権ではどのチームと当たってもいいゲームになるであろう。 しかし、この3点を改善するのには各選手の相当な努力と相応な経験(時間)を要することは自分の経験からも説明出来るし、 2年後に間に合うかどうかはチームと個人、双方の練習に対する取り組み次第だ。 とにかく、今日は私が尊敬している人物のひとり、パブリセヴィッチHCと対戦できたことが自分にとっては一番嬉しい出来事であった。
このコメントからはパブリセヴィッチHCがかなりの有名人だということがわかる・・・だけでなく、日本の問題点を改めて洗い出せると思う。今日のゲームでは日本人選手の素晴らしいプレーが随所にみることが出来た。 特にディフェンス面ではアグレッシブにプレーし、我々を苦しめた。もう少し楽な展開を予想していたが、第1ピリオドが終わってそういう気持ちはなくなった。 印象に残ったプレーヤーとしては#7(五十嵐)と#8(柏木)それから#15(竹内公輔)と#16(竹内譲次)である。 ポイントガードの二人はやはりクイックネスが目を引いた。4番の二人は荒削りだがいいものを持っていると思った。 日本チームのディフェンスはこのままいけば、もっと我々を苦しめることになるだろう。問題はオフェンス面である。 オープンショットの確率(精度)をあげることとシュートモーションへのクイックネスが必要だ。あとはパスのスピードが遅いことに気が付いた。 この3点を改善すれば、2006年の世界選手権ではどのチームと当たってもいいゲームになるであろう。 しかし、この3点を改善するのには各選手の相当な努力と相応な経験(時間)を要することは自分の経験からも説明出来るし、 2年後に間に合うかどうかはチームと個人、双方の練習に対する取り組み次第だ。 とにかく、今日は私が尊敬している人物のひとり、パブリセヴィッチHCと対戦できたことが自分にとっては一番嬉しい出来事であった。
やはり他の国から挙げられる日本の優れている点といえばG陣のクイックネス。
チーム最多の18点を挙げた渡邊や12得点の網野を差し置いて、五十嵐、#8柏木真介のガード陣の名が挙げられている。
それと4番として竹内兄弟の名が挙がっている。
やはりこの二人は他の国のHCから見てもなかなかの素材といえるのだろう。
ピパンHCから挙げられた日本のオフェンス面の課題は3点。
・オープンショットの確率を上げること
・シュートモーションへのクイックネス
・パスのスピードが遅い
いずれもピパンHCも述べているように一朝一夕でどうなるというものではない。
当然日本人自体も気付いている課題ではあるが、こういう相手からの貴重な助言を生かして、協会は日本全体としての強化方針を作っていってもらいたい。
●確かにこの試合での日本の3Pの確率は悪い。
7/20の35.0%と全体の数字だけ見れば極端に悪いわけではないが、五十嵐、柏木、網野、渡邊のアウトサイドの4人の確率が4/16と非常に悪い(PG2人は0/5)だったことがよりそのような印象を強くしたのだろう。
フリースローの確率も7/15の46.7%と相変わらず非常に悪い、というかこの確率はひどすぎる。
対してディフェンス面では16スティール。
日本のターンオーバー20に対して、スロベニアは31とディフェンス面ではなかなか良いプレッシャーを与えることができていたようだ。
リバウンドでも全体の数こそ下回るものの、オフェンスリバウンドを11奪うなど健闘を見せている。
●欧州遠征で行われる対外試合はこれで全日程を終了。
5勝3敗と勝ち越したが、地区選抜の若いチームなども含まれており、2006年の世界選手権に向かうにあたって、これだけで楽観することは到底できない。
ただ、センター青野文彦や高橋マイケルがいないメンバーでなかなかの結果を残せたことは確か。
大学生が海外で貴重な経験をつむことができたのも大きい。
今回の遠征で若い大学生を多く使うことにより、若い年代からの育成の重要性をより強く感じた。
エンデバー制度も動き出してはいるが、協会は今回の結果や収穫を現在の代表チームや2006年の世界選手権に対するものだけだと受け止めず、これからの日本バスケットボール全体のことを考えて生かしていってもらいたい。
●欧州遠征 日程
| 試合 | 日 | 開始時刻 (現地時間) |
相手 | 結果 | 場所 |
| 第1戦 | 6/6(日) | 19:00 | イストゥラ プラ | ● 74-88 | クロアチア・プーラ |
| 第2戦 | 6/9(水) | 19:00 | イストゥラ プラ | ○ 98-76 | クロアチア |
| 第3戦 | 6/11(金) | 16:00 | イストゥラ半島地区19〜21歳選抜 | ○ 117-43 | クロアチア |
| 第4戦 | 6/12(土) | 18:00 | イストゥラ バウアリア | ○ 92-62 | クロアチア |
| 第5戦 | 6/14(月) | 18:00 | トリグラブ・リエカ | ○ 94-93 | クロアチア |
| 第6戦 | 6/18(金) | 18:00 | U-21スロベニア代表 | ● 73-75 | スロベニア |
| 第7戦 | 6/25(金) | 20:00 | スロベングラーデッツ | ○ 95-70 | スロベニア |
| 第8戦 | 6/26(土) | 19:00 | スロベニア代表A | ● 68-84 | スロベニア |
■
Comment(2)| Track back(0) | 2004-06-27 17:28:01 | Clip!!
| ■ さらに | |
| スロベニアA代表とはいえ Nesterovic,Nachbar,Milic,Udrih,Vujacic,Lorbek といった選手達がいなかったのも点差が 思った以上に 開かなかった要因のひとつにあるかもしれません。 この時期この時代にフルに代表を集めるのは 不可能になってきてるので何ともいえませんけど。 ただLorbekは去年同様参加して欲しかったです。 | |
| かなやん (2004-06-28 20:10:49) |
| ■ スロベニア | |
| やはりスロベニアは主力級がいなかったのですね。海外の事情には疎いので、このような情報はありがたいです。かなやんさんありがとうございます。 元々メンバーを集めるのが難しい時期に、日本が相手ならばある程度のメンバー落ちはしょうがないでしょうね。 キリンカップで来日するイングランドは、昨年のヨーロッパ選手権の予選でポルトガルを破っているとのこと。去年の日本は最後にポルトガルに1勝するのが精一杯。 強い相手に日本の今の力を試して欲しいものです。 | |
| 和敬静寂 (2004-06-29 00:28:50) |
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