●2006大阪国際女子マラソン2006/1/29 12:10 長居陸上競技場発着 42.195Km
今年の大阪国際女子マラソンは、大方の予想通りキャサリン・ヌデレバの圧勝に終わった。
シモンも本調子ではなく、日本勢も特に強力な選手がいないこの大会。
そして、大阪コースは国内では高速な部類のコース。
さらに、ヌデレバの苦手な寒い気候でもなかった。
こんな条件下で、世界トップクラスの力を持つヌデレバが敗れることは、考えにくかった。
●レースは、ヌデレバにおあつらえ向きの展開で進んだ。
グリゴリエワ、ベルクトの2人のペースメーカーの作るペースは5km16分50秒というなかなかのハイペース。
実際は10kmまでは16分45秒のペース。
しかも、それぞれの1kmのペースはあまり安定せず、1kmごとのペースは10秒ぐらいの揺れで進んでいく。
そんなペースの先頭集団を2人のペースメーカーとともに序盤形成したのは、小川、阿蘇品、坂田の京セラ勢3人とベテランの小幡佳代子。
速いペース+不安定というこの流れは、ついていった日本人選手にとってはかなり苦しいものになったようだ。
基本的に後半型のレースをするヌデレバは、ハイペースの先頭集団には全くついていかず、シモン、嶋原らと第2集団を形成。
途中で第2集団からは抜け出し、先頭集団と第2集団との間で一人旅を続ける。
「先頭集団についていかず、後半ペースを上げて一気に逆転勝ち」というのはヌデレバの必勝パターン。
解説によると、今回のハイペースをペースメーカーに望んだのもヌデレバだということで、まさにヌデレバが思い描いたとおりのレース展開となった。
●ハイペースで進む先頭集団。
15kmを前に、先頭集団から最初に脱落したのは坂田。
京セラ3人の中でただ一人の一般参加である坂田の脱落はまず順当かと思われた。
続いて、20kmに達しないうちに阿蘇品照美も脱落。
15kmから20kmの16分37秒という速いペースに着いていけなかった。
昨年の世界ハーフ日本代表で、今回が初マラソンの阿蘇品には期待も大きかったが、早々に脱落し、結局30km過ぎに棄権してしまった。
ペースメーカー2人と小川、小幡でレースが進む。
しかし、折り返しを過ぎて25kmを前に、今度は小川が脱落。
京セラ勢3人が次々と脱落し、先頭が小幡一人となったところで25km地点。
ペースメーカーはここで御役御免で、2人同時にレースから離脱。
突然単独走となった小幡は、ここからペースが上がっていかない。
20kmから25kmは17分8秒秒だったペースが、次の5kmでは17分33秒に落ちる。
●そして、まさにここからヌデレバの追い上げが始まる。
15kmを境に1つペースを上げてきていたヌデレバは、ペースが落ちてきた先行する日本勢を次々と捕らえる。
阿蘇品、坂田、小川を次々と抜き、33km過ぎには小幡を捕らえ、思惑通り後半での逆転で先頭に立つ。
しかし、その後は勝利を確信したか、ペースは上がっていかない。
結局16分台のラップは1回だけ。
ゴールタイムも2時間25分4秒と平凡だったが、圧倒的な強さを見せての余裕の勝利だった。
●ヌデレバに抜かれた小幡は、その後粘った。
後ろから追い上げてきた坂田が、足に違和感を感じて後退したのにも救われたが、代わって3位に上がってきた嶋原の追撃も届かず、そのまま2位でゴール。
営団地下鉄→アコムと渡ってきた苦労人のベテランにとって、意外にもこの2位がマラソンでの自己最高位となるらしい。
3位はいつもどおり後半の追い上げを見せた嶋原清子。
ただ、勝利にこだわったレースをするのだったら、いくら後半型の嶋原といっても「ヌデレバの後ろ」という位置取りはなかったのではないか。
4,5位には一般参加の坂田昌美、森本友が続いた。
特に、坂田は早々に先頭集団から脱落したものの、その後同じ京セラの小川、阿蘇品をきっちり拾って順位を上げてきた。
森本は嶋原とともに第2集団でレースを進め、最後は順位をまとめてきた。
6位グルカ、7位奥永、8位A.ヌデレバ(ヌデレバの妹)、9位シモン、10位小尾といったところは、全て第2集団にいた選手たちだ。
小幡とともに最後までペースメーカーについていった小川は、11位に敗れた。
●ヌデレバの圧倒的な強さ、小幡のベテランの粘りが印象的なレースだった。
しかし、若手の台頭がなかったという意味では少し寂しいレースだった。
特に期待していた阿蘇品の途中棄権は残念。
また、大平美樹、大山香織といった国内招待選手が走れなかったのも残念。
一般参加で上位入賞した、若い坂田、森本といったところが今回の明るい材料だろうか。
▼2006大阪国際女子マラソン
▼2006大阪国際女子マラソン(関西テレビ)
■マラソン■大阪国際女子マラソン■2005-2006駅伝・マラソン
今年の大阪国際女子マラソンは、大方の予想通りキャサリン・ヌデレバの圧勝に終わった。
シモンも本調子ではなく、日本勢も特に強力な選手がいないこの大会。
そして、大阪コースは国内では高速な部類のコース。
さらに、ヌデレバの苦手な寒い気候でもなかった。
こんな条件下で、世界トップクラスの力を持つヌデレバが敗れることは、考えにくかった。
●2006大阪国際女子マラソン2006/1/29 12:10 長居陸上競技場発着 42.195Km ▼2006大阪国際女子マラソン ■総合成績 ▼2006総結果 順位 選手 (所属) タイム 1 C.ヌデレバ (ケニア) 2:25:05 2 小幡佳代子 (アコム) 2:25:52 3 嶋原清子 (資生堂) 2:26:47 -- ---------- ----------- ------- 4 坂田昌美 (京セラ) 2:27:13 5 森本友 (天満屋) 2:27:46 6 D.グルカ (ポーランド) 2:29:17 7 奥永美香 (九電工) 2:29:56 8 A.ヌデレバ (ケニア) 2:32:47 9 L.シモン (ルーマニア) 2:33:53 10 小尾麻美 (スターツ) 2:34:22 11 小川清美 (京セラ) 2:37:59 -- ---------- ----------- ------- 棄権 阿蘇品照美 (京セラ) -------
●レースは、ヌデレバにおあつらえ向きの展開で進んだ。
グリゴリエワ、ベルクトの2人のペースメーカーの作るペースは5km16分50秒というなかなかのハイペース。
実際は10kmまでは16分45秒のペース。
しかも、それぞれの1kmのペースはあまり安定せず、1kmごとのペースは10秒ぐらいの揺れで進んでいく。
そんなペースの先頭集団を2人のペースメーカーとともに序盤形成したのは、小川、阿蘇品、坂田の京セラ勢3人とベテランの小幡佳代子。
速いペース+不安定というこの流れは、ついていった日本人選手にとってはかなり苦しいものになったようだ。
基本的に後半型のレースをするヌデレバは、ハイペースの先頭集団には全くついていかず、シモン、嶋原らと第2集団を形成。
途中で第2集団からは抜け出し、先頭集団と第2集団との間で一人旅を続ける。
「先頭集団についていかず、後半ペースを上げて一気に逆転勝ち」というのはヌデレバの必勝パターン。
解説によると、今回のハイペースをペースメーカーに望んだのもヌデレバだということで、まさにヌデレバが思い描いたとおりのレース展開となった。
●ハイペースで進む先頭集団。
15kmを前に、先頭集団から最初に脱落したのは坂田。
京セラ3人の中でただ一人の一般参加である坂田の脱落はまず順当かと思われた。
続いて、20kmに達しないうちに阿蘇品照美も脱落。
15kmから20kmの16分37秒という速いペースに着いていけなかった。
昨年の世界ハーフ日本代表で、今回が初マラソンの阿蘇品には期待も大きかったが、早々に脱落し、結局30km過ぎに棄権してしまった。
ペースメーカー2人と小川、小幡でレースが進む。
しかし、折り返しを過ぎて25kmを前に、今度は小川が脱落。
京セラ勢3人が次々と脱落し、先頭が小幡一人となったところで25km地点。
ペースメーカーはここで御役御免で、2人同時にレースから離脱。
突然単独走となった小幡は、ここからペースが上がっていかない。
20kmから25kmは17分8秒秒だったペースが、次の5kmでは17分33秒に落ちる。
●そして、まさにここからヌデレバの追い上げが始まる。
15kmを境に1つペースを上げてきていたヌデレバは、ペースが落ちてきた先行する日本勢を次々と捕らえる。
阿蘇品、坂田、小川を次々と抜き、33km過ぎには小幡を捕らえ、思惑通り後半での逆転で先頭に立つ。
しかし、その後は勝利を確信したか、ペースは上がっていかない。
結局16分台のラップは1回だけ。
ゴールタイムも2時間25分4秒と平凡だったが、圧倒的な強さを見せての余裕の勝利だった。
●ヌデレバに抜かれた小幡は、その後粘った。
後ろから追い上げてきた坂田が、足に違和感を感じて後退したのにも救われたが、代わって3位に上がってきた嶋原の追撃も届かず、そのまま2位でゴール。
営団地下鉄→アコムと渡ってきた苦労人のベテランにとって、意外にもこの2位がマラソンでの自己最高位となるらしい。
3位はいつもどおり後半の追い上げを見せた嶋原清子。
ただ、勝利にこだわったレースをするのだったら、いくら後半型の嶋原といっても「ヌデレバの後ろ」という位置取りはなかったのではないか。
4,5位には一般参加の坂田昌美、森本友が続いた。
特に、坂田は早々に先頭集団から脱落したものの、その後同じ京セラの小川、阿蘇品をきっちり拾って順位を上げてきた。
森本は嶋原とともに第2集団でレースを進め、最後は順位をまとめてきた。
6位グルカ、7位奥永、8位A.ヌデレバ(ヌデレバの妹)、9位シモン、10位小尾といったところは、全て第2集団にいた選手たちだ。
小幡とともに最後までペースメーカーについていった小川は、11位に敗れた。
●ヌデレバの圧倒的な強さ、小幡のベテランの粘りが印象的なレースだった。
しかし、若手の台頭がなかったという意味では少し寂しいレースだった。
特に期待していた阿蘇品の途中棄権は残念。
また、大平美樹、大山香織といった国内招待選手が走れなかったのも残念。
一般参加で上位入賞した、若い坂田、森本といったところが今回の明るい材料だろうか。
■LAP TIME ▼関門通過速報 距離 ヌデレバ ヌデレバ 先頭 先頭 先頭通過 (km) 通過TIME 5kmSPLIT 通過TIME 5kmSPLIT (PM=ペースメーカー) ---- ------- ----- ------- ----- -------------------------- 5 17:05 17:05 16:45 16:45 L.グリゴリエワ(ロシア)(PM) 10 34:17 17:12 33:30 16:45 L.グリゴリエワ(ロシア)(PM) 15 51:31 17:14 50:24 16:54 L.グリゴリエワ(ロシア)(PM) 20 1:08:16 16:45 1:07:01 16:37 L.グリゴリエワ(ロシア)(PM) 折返 1:07:49 ----- L.グリゴリエワ(ロシア)(PM) 25 1:25:18 17:02 1:24:09 17:08 N.ベルクト(ウクライナ)(PM) 30 1:42:16 16:58 1:41:42 17:33 小幡佳代子(アコム) 35 1:59:27 17:11 1:59:27 17:45 C.ヌデレバ(ケニア) 40 2:17:02 17:35 2:17:02 17:35 C.ヌデレバ(ケニア) GOAL 2:25:04 8:02 2:25:04 8:02 C.ヌデレバ(ケニア)
▼2006大阪国際女子マラソン(関西テレビ)
■マラソン■大阪国際女子マラソン■2005-2006駅伝・マラソン
Comment(0)| Track back(0) | 2006-01-29 18:56:07 | Clip!!
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