●第36回全日本大学駅伝対校選手権大会 2004/11/7
熱田神宮〜伊勢神宮
▼公式HP(テレビ朝日)
大学駅伝の三大レース第二弾、全日本大学駅伝が行われた。
混戦が予想されたレースだったが、ふたを開けてみれば駒澤大学が第一中継所から一度も首位を譲り渡さず、独走で優勝。
改めて、その層の厚さを見せ付けた。
2位日大、3位中央大なども粘ったが、どちらも1区での出遅れが響いた。
昨年の優勝校東海大はエース中井祥太の欠場も響いて、シード落ち。
詳しいレース展開はおいおい追記していきます。
▼日大が出雲駅伝連覇(2004出雲駅伝)
●混戦が予想された今大会、各チームとも主導権を握るべく前半に主力を配置してきた。
特に2番目に距離の長いスタートの1区(14.5km)、エース区間の一つである2区(13.2km)、中盤の重要区間4区(14.0km)に有力選手が集中。
駒澤大学は1区に出雲でアンカーに起用してD.サイモンに交されたインカレハーフ王者の佐藤慎吾、2区に斉藤弘幸、4区にキャプテンの田中宏樹を配置。
それでも、7区に糟谷悟、アンカーの8区に塩川雄也を配置する余裕のある布陣。
実際大八木監督は「4区までにトップに近い位置にいればいい。」ということで、比較的後半勝負のメンバー構成。
出雲連覇を果たした日大は、1区に蔭谷将良、2区は出雲でアンカーを務めた連覇の立役者ディラング・サイモン、3区に武者由幸、4区岩井勇輝と前半にメンバーを集めつつも、7区に2年の土橋啓太、8区に下重正樹が控える。
●集団で進むレースだが、序盤で上位を形成するチームの一つと思われた大東文化大の古川悟が脱落。
レースは山梨学院大の森本直人が積極的に引っ張る。
スタートで失敗することが多い山梨学院大学なので、この積極策が裏目に出そうでひやひやしながら見ていた。
日体大の鷲見知彦、順大のルーキー松岡佑起、出雲1区で区間賞を獲得した立命館大の田子康宏、徳山大の白濱三徳などの有力選手が揃った1区。
集団から抜け出したのは、駒澤大学の佐藤慎吾だった。
10km直前の下り坂で佐藤が一気にスパート。
他の選手はとっさに反応できず、佐藤が抜け出していく。
何とか佐藤を追いかけたのが、東海大の丸山敬三と京都産業大学の井川重史。
一時井川が佐藤を捕らえかけるが、佐藤も必死に逃げて駒澤大学がトップで2区にたすきを渡す。
京産大が2位、東海大3位、順天堂5位、日体大6位で通過。
日大は48秒差の10位、大東大13位、中央大14位と有力チームが大きく出遅れた。
●駒澤大学の2区は3年生斉藤弘幸。
斉藤は京産大、東海大を引き離して淡々と逃げる。
この区間は後方で大きな動きがあった。
10位でタスキを受けた日大のサイモンはそのまま前を猛追。
区間賞のタイムで駆け抜けたが、後半は延びきることができず、首位駒澤大学までは届かず。
しかし、8人抜きで2大会連続の快走となった。
中央大のゴールデンルーキー上野裕一郎も好走を見せた。
区間3位のタイムで走り、14位でタスキを受けた順位を5位まで浮上させた。
有力な1年生が集まったこの2区。
東海大の伊達秀晃は区間5位、日体大の北村聡も区間4位とそれぞれ好結果を残した。
しかし、駒澤の3年生斉藤がサイモンと18秒差の区間2位ときっちりとまとめ、2位に浮上した日大に30秒の差をつけたまま3区本宮隆良へつなぐ。
●駒澤を追う日大は3区武者由幸が区間2位の記録。
しかし、駒澤3区本宮も武者から10秒遅れるのみの区間4位で粘り、両チームの差が20秒保たれたまま、中盤のヤマ4区へ。
2位日大と3位東海大の差は第3中継所で1分2秒。
既に優勝争いは上位2校に絞られた感があった。
●中盤のヤマ4区には、各有力校が信頼できる4年生を投入してきた。
駒澤田中宏樹、日大岩井勇輝、中央大高橋憲昭、東海大越川秀宣といった辺りだ。
そして、この区間を制したのが田中宏樹。
トップを走る強みを生かして、きっちりと自分のリズムで走りきり、後続との差をじわじわと広げていく。
日大は岩井が区間3位ながら田中から37秒遅れるタイムで、差を57秒まで広げられてしまった。
3位をキープしていた東海大も、エース中井の穴を埋めるべく走った越川主将が区間4位と頑張るが、順位は一つ落として4位となってしまう。
中央大のエース高橋憲昭は、田中からは5秒遅れたもの、区間2位の走りで5位から3位まで順位を上げた。
●5区も駒澤の柴田尚輝が区間賞。
日大の福井誠も5秒差の区間2位となるが、差を詰めることができなかった。
中央大家高晋吾はややブレーキ、東海大西田知広も上位2チームからは遅れ、完全にレースは駒澤と日大に絞られた。
●6区も展開としては同じ。
駒澤は、村上和春がチーム3区間連続となる区間賞を獲得。
日大も一年生阿久津尚二ががんばり、村上から12秒差の区間5位となるが、じわじわと差は広がっていく。
●ここまでつないでしまえば、もう勝負は駒澤のものだ。
7区糟谷悟、8区塩川雄也と大学駅伝で実績のある二人が最後に控え、きっちりと自分のペースで最後まで走りきった。
日大も少しは差を詰めたが、既に勝負は付いてしまっていた。
それでも、きっちり2位に粘れたのは日大にとって好材料だろう。
昨年はエース藤井周一の活躍で出雲を制したものの、全日本は区間7位、箱根ではシード権ぎりぎりの10位となってしまった。
距離が長くなればなるほど順位が下がり、距離の不安、層の薄さというものがあった。
しかし、今回は駒澤には敗れたものの、各区間で駒澤に大きく遅れを取らなかった。
1区で好スタートを切っていれば、どうなっていたかわからない。
日大にとっては箱根に向かって、収穫のあった今回の2位だろう。
●3位に入った中央も手ごたえがあるだろう。
ルーキー上野裕一郎がだいぶ計算が立つようになってきたし、エース高橋憲昭の好走した。
こちらも1区の出遅れが響いた。
山梨学院大学はモカンバの頑張りで、最終的に4位まで順位を上げたが、相変わらず苦しい状態が続いている。
順天堂大は安定した力を見せたが、2区村上康則の遅れが痛かった。
日本体育大学が最後のシード権に滑り込んだ。
1区鷲見知彦、8区保科光作の2年生コンビが頑張ったが、その二人も区間賞を取るほどのインパクトはなかった。
しかし、その保科が東海大のアンカー一井裕介をとらえて、何とかシード権は確保。
最後に8位に沈んだ東海大は、やはり中井の欠場が痛かった。
越川、一井の二人が期待されたが、逆に期待がプレッシャーになってしまったというところだろうか。
9位大東文化大は序盤の出遅れが痛かった。
●やはり、今日の結果を見る限り、駒澤の箱根4連覇は堅そうだ。
日大のD.サイモン、山梨学院大のO.モカンバのような大砲はいないが、他のチームもこの二人に対抗するようなさしたる大砲は見当たらない。
今日の一番の勝因は1区の佐藤慎吾の思い切りの良い飛び出しだと思うが、それを最後までつなぎきった各選手の力はすごい。
一番レベルの高いところで全選手の力が安定しているのは、やはり駒澤だろう。
●総合成績
(6位までに来季出場のシード権)
●区間記録
▼全日本大学駅伝
記録速報
● <蛇足>
昨日からふと気になっていた東海大の中井祥太と、アンガールズの山根が似ているのではないかという件。
ちょいと画像を探してみた。
似てるのは髪形だけという説もある。
なんとなく印象が似ているだけか。
■駅伝 ■全日本大学駅伝 ■2004-2005駅伝・マラソン
▼公式HP(テレビ朝日)
大学駅伝の三大レース第二弾、全日本大学駅伝が行われた。
混戦が予想されたレースだったが、ふたを開けてみれば駒澤大学が第一中継所から一度も首位を譲り渡さず、独走で優勝。
改めて、その層の厚さを見せ付けた。
2位日大、3位中央大なども粘ったが、どちらも1区での出遅れが響いた。
昨年の優勝校東海大はエース中井祥太の欠場も響いて、シード落ち。
詳しいレース展開はおいおい追記していきます。
▼日大が出雲駅伝連覇(2004出雲駅伝)
●混戦が予想された今大会、各チームとも主導権を握るべく前半に主力を配置してきた。
特に2番目に距離の長いスタートの1区(14.5km)、エース区間の一つである2区(13.2km)、中盤の重要区間4区(14.0km)に有力選手が集中。
駒澤大学は1区に出雲でアンカーに起用してD.サイモンに交されたインカレハーフ王者の佐藤慎吾、2区に斉藤弘幸、4区にキャプテンの田中宏樹を配置。
それでも、7区に糟谷悟、アンカーの8区に塩川雄也を配置する余裕のある布陣。
実際大八木監督は「4区までにトップに近い位置にいればいい。」ということで、比較的後半勝負のメンバー構成。
出雲連覇を果たした日大は、1区に蔭谷将良、2区は出雲でアンカーを務めた連覇の立役者ディラング・サイモン、3区に武者由幸、4区岩井勇輝と前半にメンバーを集めつつも、7区に2年の土橋啓太、8区に下重正樹が控える。
●集団で進むレースだが、序盤で上位を形成するチームの一つと思われた大東文化大の古川悟が脱落。
レースは山梨学院大の森本直人が積極的に引っ張る。
スタートで失敗することが多い山梨学院大学なので、この積極策が裏目に出そうでひやひやしながら見ていた。
日体大の鷲見知彦、順大のルーキー松岡佑起、出雲1区で区間賞を獲得した立命館大の田子康宏、徳山大の白濱三徳などの有力選手が揃った1区。
集団から抜け出したのは、駒澤大学の佐藤慎吾だった。
10km直前の下り坂で佐藤が一気にスパート。
他の選手はとっさに反応できず、佐藤が抜け出していく。
何とか佐藤を追いかけたのが、東海大の丸山敬三と京都産業大学の井川重史。
一時井川が佐藤を捕らえかけるが、佐藤も必死に逃げて駒澤大学がトップで2区にたすきを渡す。
京産大が2位、東海大3位、順天堂5位、日体大6位で通過。
日大は48秒差の10位、大東大13位、中央大14位と有力チームが大きく出遅れた。
●駒澤大学の2区は3年生斉藤弘幸。
斉藤は京産大、東海大を引き離して淡々と逃げる。
この区間は後方で大きな動きがあった。
10位でタスキを受けた日大のサイモンはそのまま前を猛追。
区間賞のタイムで駆け抜けたが、後半は延びきることができず、首位駒澤大学までは届かず。
しかし、8人抜きで2大会連続の快走となった。
中央大のゴールデンルーキー上野裕一郎も好走を見せた。
区間3位のタイムで走り、14位でタスキを受けた順位を5位まで浮上させた。
有力な1年生が集まったこの2区。
東海大の伊達秀晃は区間5位、日体大の北村聡も区間4位とそれぞれ好結果を残した。
しかし、駒澤の3年生斉藤がサイモンと18秒差の区間2位ときっちりとまとめ、2位に浮上した日大に30秒の差をつけたまま3区本宮隆良へつなぐ。
●駒澤を追う日大は3区武者由幸が区間2位の記録。
しかし、駒澤3区本宮も武者から10秒遅れるのみの区間4位で粘り、両チームの差が20秒保たれたまま、中盤のヤマ4区へ。
2位日大と3位東海大の差は第3中継所で1分2秒。
既に優勝争いは上位2校に絞られた感があった。
●中盤のヤマ4区には、各有力校が信頼できる4年生を投入してきた。
駒澤田中宏樹、日大岩井勇輝、中央大高橋憲昭、東海大越川秀宣といった辺りだ。
そして、この区間を制したのが田中宏樹。
トップを走る強みを生かして、きっちりと自分のリズムで走りきり、後続との差をじわじわと広げていく。
日大は岩井が区間3位ながら田中から37秒遅れるタイムで、差を57秒まで広げられてしまった。
3位をキープしていた東海大も、エース中井の穴を埋めるべく走った越川主将が区間4位と頑張るが、順位は一つ落として4位となってしまう。
中央大のエース高橋憲昭は、田中からは5秒遅れたもの、区間2位の走りで5位から3位まで順位を上げた。
●5区も駒澤の柴田尚輝が区間賞。
日大の福井誠も5秒差の区間2位となるが、差を詰めることができなかった。
中央大家高晋吾はややブレーキ、東海大西田知広も上位2チームからは遅れ、完全にレースは駒澤と日大に絞られた。
●6区も展開としては同じ。
駒澤は、村上和春がチーム3区間連続となる区間賞を獲得。
日大も一年生阿久津尚二ががんばり、村上から12秒差の区間5位となるが、じわじわと差は広がっていく。
●ここまでつないでしまえば、もう勝負は駒澤のものだ。
7区糟谷悟、8区塩川雄也と大学駅伝で実績のある二人が最後に控え、きっちりと自分のペースで最後まで走りきった。
日大も少しは差を詰めたが、既に勝負は付いてしまっていた。
それでも、きっちり2位に粘れたのは日大にとって好材料だろう。
昨年はエース藤井周一の活躍で出雲を制したものの、全日本は区間7位、箱根ではシード権ぎりぎりの10位となってしまった。
距離が長くなればなるほど順位が下がり、距離の不安、層の薄さというものがあった。
しかし、今回は駒澤には敗れたものの、各区間で駒澤に大きく遅れを取らなかった。
1区で好スタートを切っていれば、どうなっていたかわからない。
日大にとっては箱根に向かって、収穫のあった今回の2位だろう。
●3位に入った中央も手ごたえがあるだろう。
ルーキー上野裕一郎がだいぶ計算が立つようになってきたし、エース高橋憲昭の好走した。
こちらも1区の出遅れが響いた。
山梨学院大学はモカンバの頑張りで、最終的に4位まで順位を上げたが、相変わらず苦しい状態が続いている。
順天堂大は安定した力を見せたが、2区村上康則の遅れが痛かった。
日本体育大学が最後のシード権に滑り込んだ。
1区鷲見知彦、8区保科光作の2年生コンビが頑張ったが、その二人も区間賞を取るほどのインパクトはなかった。
しかし、その保科が東海大のアンカー一井裕介をとらえて、何とかシード権は確保。
最後に8位に沈んだ東海大は、やはり中井の欠場が痛かった。
越川、一井の二人が期待されたが、逆に期待がプレッシャーになってしまったというところだろうか。
9位大東文化大は序盤の出遅れが痛かった。
●やはり、今日の結果を見る限り、駒澤の箱根4連覇は堅そうだ。
日大のD.サイモン、山梨学院大のO.モカンバのような大砲はいないが、他のチームもこの二人に対抗するようなさしたる大砲は見当たらない。
今日の一番の勝因は1区の佐藤慎吾の思い切りの良い飛び出しだと思うが、それを最後までつなぎきった各選手の力はすごい。
一番レベルの高いところで全選手の力が安定しているのは、やはり駒澤だろう。
●総合成績
| 順位 | チーム名 | タイム |
| 1 | 駒澤大 | 5:18:02 |
| 2 | 日本大 | 5:19:23 |
| 3 | 中央大 | 5:20:32 |
| 4 | 山梨学院大 | 5:22:59 |
| 5 | 順天堂大 | 5:23:24 |
| 6 | 日本体育大 | 5:23:46 |
| 7 | 神奈川大 | 5:24:06 |
| 8 | 東海大 | 5:24:21 |
| 9 | 大東文化大 | 5:24:35 |
| 10 | 亜細亜大 | 5:25:54 |
●区間記録
| 区間 | 距離 | 区間賞 | 大学 | 記録 |
| 1 | 14.5km | 佐藤慎吾 | 駒澤大 | 43:42 |
| 2 | 13.2km | D.サイモン | 日本大 | 38:04 |
| 3 | 9.5km | 和田真幸 | 順天堂大 | 27:58 |
| 4 | 14.0km | 田中宏樹 | 駒澤大 | 40:32 |
| 5 | 11.6km | 柴田尚輝 | 駒澤大 | 34:52 |
| 6 | 12.3km | 村上和春 | 駒澤大 | 36:44 |
| 7 | 11.9km | 松瀬元太 | 順天堂大 | 35:32 |
| 8 | 19.7km | O.モカンバ | 山梨学院大 | 59:08 |
● <蛇足>
昨日からふと気になっていた東海大の中井祥太と、アンガールズの山根が似ているのではないかという件。
ちょいと画像を探してみた。
![]() |
![]() |
|
東海大の中井祥太
|
アンガールズの山根良顕
|
なんとなく印象が似ているだけか。
■
Comment(3)| Track back(0) | 2004-11-07 14:59:14 | Clip!!
| ■ 似てると思いました! | |
| はじめまして。 よく拝見させて頂いてます。 私もこちらの2人似てると思ってました。何か、雰囲気が。 走れるアンガールズだと。 | |
| チエ (2004-11-08 00:18:19) |
| ■ やっぱり | |
| チエさん、はじめまして。 この二人、雰囲気が似てますよね。 思ってるのが自分だけじゃなくて良かったです。 結構周囲の人間には話したんですけれど、反応が薄めで・・・。(ただ単に中井の知名度が低いせいかもしれませんが) | |
| 和敬静寂 (2004-11-08 07:30:18) |
| ■ 全くその通りです! | |
| 私も家族や友達に話してるんですが、反応薄いです。 アンガールズは知ってても、中井祥太さんを知らないようで。 父はよく駅伝を見てるんですが、アンガールズを知らなかったので話が通じませんでした。 同じ事を思ってる方がいて嬉しいです! | |
| チエ (2004-11-08 08:46:14) |
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