●第82回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路
2006/1/3 8:00
芦ノ湖〜大手町 往路5区間 108.0km復路5区間 109.9km 計10区間 217.9km
いや、しかし誰が亜細亜大学 の優勝を予想しただろうか?
当blogで行った優勝予想投票でも、シード外校にも票が入る中、亜細亜と中央学院のみが0票。
往路は目立たずに6位。
順天堂8区の難波のアクシデントの間にひっそりと2位に上がり、9区で大逆転。
10区ではポーカーフェースの岡田直寛が後続を引き離してそのまま逃げ切り。
トップが次々と替わる大混戦を制したのは、出場26回目で初優勝の伏兵だった。
長くなってしまったので、とりあえずこのエントリは往路編。
復路編は下記のエントリで。
▼2006年箱根駅伝総括(復路編)
■2006箱根駅伝優勝校予想投票 結果発表
■箱根駅伝区間エントリー一覧表と展望
■第82回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー発表(シード校編)
■第82回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー発表(予選校+関東学連選抜編)
▼第82回東京箱根間往復大学駅伝競走(日本テレビ)
▼関東学生陸上競技連盟
1区
スタート直後にいきなりダッシュをかけて飛び出したのは、日体大の鷲見知彦。
3年連続1区を走るスペシャリストは、そのまま後続を引き離して逃げる。
しかし、15kmを過ぎてから2番手集団がスピードアップ。
これに吸い込まれた鷲見は、そのままズルズルと後退。
鷲見は結局区間17位に終わり、結果的に日体大はこの1区の悪い流れをずるずると引きずることになってしまう。
1区終盤は、中央学院・木原真佐人、駒澤・藤山哲隆、中央・奥田実の3人のデットヒートになる。
最後は中央学院の1年生木原がスパート合戦を制し、トップで2区へ。
これは中央学院大学にとって、史上初めての区間賞獲得となった。
駒澤は当日エントリー変更で1区に入った藤山が2秒差の2位につけ、5連覇へ向け好スタート。
中央はその2秒後、日大の土橋啓太もトップから12秒差の4位につけ、この有力3校は上位に。
しかし残る有力校である東海の杉本将友は59秒差の区間15位と出遅れ、日体大は前述の通り鷲見がブレーキ。
順天堂大のルーキー佐藤秀和は、46秒差の区間11位。
亜細亜の木許史博は37秒差の9位スタートとなった。
2区
エース区間の2区。
「最長区間」の称号は5区に奪われたものの、この区間がいまだに「エース区間」の1つであることは変わりがない。
まずは、4位でタスキを受けた日大のサイモンが、予想通り3人を抜いてトップへ。
そして、これも予想通りに山梨学院のモグスが11人を抜いて、一気に2位まで上がってくる。
区間新記録ペースで飛ばすモグスは、サイモンをもとらえトップを並走。
しばらく2人は並走したが、結局はモグスがサイモンを突き放し、山梨がトップに。
モグスに突き放されたサイモンは、その後急失速。
完全にブレーキになってしまい、終わってみれば区間19位。
寒さとオーバーペースが最後にこたえてしまったようだ。
優勝候補日大の順位は、15位にまで落ちてしまった。
モグスには引き離されたものの区間2位と健闘し、41秒差の2番手でタスキを渡したのは東洋大学の黒崎拓克。
中央の池永和樹も区間4位と頑張り、東洋と差の無い3位で3区へタスキを渡す。
1区で出遅れた日体大は、保科光作が区間3位の快走で10人抜きを達成し、7位まで浮上。
区間5位には國學院の三島慎吾。
トップでタスキを受けた中央学院の信田雄一も区間6位と粘り、4位でタスキをつなぐ。
駒澤の佐藤慎吾は、区間7位でトップと1分21秒差の5位でタスキリレー。
早稲田の「ゴールデンルーキー」竹澤健介は、区間11位と期待されたほどの結果を残せず、浮上を期待された順天堂の松岡佑起は区間14位と沈んだ。
昨年のイズミルユニバのハーフマラソン銀メダリストの城西大・田上貴之も同じく区間14位と伸びず。
当日区間変更で入った東海の丸山敬三は区間12位で、東海大自体も12位と浮上できないまま。
亜細亜の板倉克宣は区間17位に終わり、この時点でトップから2分56秒差の13位と大きく出遅れた。
3区
トップでタスキを受けた山梨の片貝勝浩は、スタート直後に東洋の尾田寛幸に追いつかれながらも、中盤に突き放して首位固め。
区間5位の走りで、トップを守ったまま4区へつなぐ。
3位でタスキを受けた中央・上野裕一郎は淡々とレースを進め、前との差を徐々に詰める。
この区間で派手なパフォーマンスを見せたのは、上野の佐久長聖での1年後輩にあたる、東海・佐藤悠基。
序盤から区間新を上回るペースで飛ばし、8人抜きの快走。
1:02:12の区間新を樹立し、低迷していたチームを一気にトップと37秒差の4位にまで引き上げた。
上野も終盤に東洋の尾田をとらえ、トップと21秒差の2位に順位を上げて4区へとつなぐ。
2区サイモンで大きく順位を落とす大誤算となった日大は、3区福井誠が区間2位10人抜きの走りを見せ、順位を6位まで戻してくる。
東洋の尾田も区間記録としては4位と優秀で、2位から順位を1つ落としたものの3位で4区へ。
駒澤の井出貴教は、区間7位でトップとの差は1分46秒と開き6位となかなか浮上できない。
順天堂は松瀬元太が区間8位の走りで、ようやく順位を9位に上げてくる。
亜細亜も岡田晃が区間6位と、ここまででは一番いい区間順位。
トップと3分4秒差ながらも、7位まで順位を上げてきた。
せっかく保科で順位を上げた日体大は、永田淳が区間17位のブレーキで、再び13位まで転落。
1,2区で上位をキープした中央学院大も、木村聡寿が区間最下位で順位を18位まで急降下させてしまった。
4区
5区の延長に伴って距離が短縮され、全10区間中唯一の20km以下の区間となった4区。
「スピードランナーにも門戸を開く」などと言っているが、18.5kmの区間が果たして「スピードランナー向き」かと言われるとやや疑問が残る。
確かに今回区間賞を取り、順天堂の順位を6位にまで引き上げた村上康則は1500mが専門のランナーだが、これまで1区を2回経験している選手でもある。
こういう選手だからこそ、こういう結果が残せるわけで、普通の「中距離選手」がこなせる距離ではないだろう。
#それでも20km以上走るより短いのは確かで、そういう意味では純粋な長距離ランナー以外でも「やや走りやすい」とは言えるだろうが。
2位でタスキを受けた中央の小林賢輔が、山梨の飯塚信彦を序盤で捕らえ、トップに立つ。
小林は中継所直前で足に異常を感じながらも、何とか最後は持ち直し、トップで山の5区へつなぐ。
山梨の飯塚も区間8位の走りで、中央と10秒差の2位でタスキをつなぐ。
さらに東洋の北島寿典、東海の市村一訓、駒澤の齊藤弘幸も飯塚と同タイムで並び、区間8位。
つまり、中継所で受けた1位、3位、4位、5位の4人同タイムだったわけで、中央が首位に立った以外は、上位陣には大きな変化が起きない4区だった。
6位には、村上が区間賞を獲得した順天堂が浮上。
亜細亜は菊地昌寿が区間2位の走りを見せ、チームを7位にまで引き上げる。
日体大は、ここでも鶴留雄太が区間最下位と大ブレーキとなり、順位を16位にまで落とし、優勝争いから完全に脱落した。
5区
最長距離区間となった「山登りの5区」
より高低差も増したこの区間、各選手が慎重な入りを見せた。
そんな中、ハイペースで入ったのが山梨の森本直人。
10秒先にスタートした中央の中村和哉をとらえ、トップに立つ。
期待の東海大の伊達秀晃も前を行く東洋大に追いつき、並走しながら前を追う。
しかし、中盤以降に山での強さを見せたのは、昨年驚異的な区間新記録を樹立した順天堂の今井正人。
10kmまでは森本のほうが早いペースだったが、中盤以降ペースを上げる。
最初に、非常に寒そうなランニング姿で走る駒澤・村上和春をとらえると、さらに東海、東洋・大西智也を抜き、そのまま中央も抜いて2位浮上。
18km手前には、ペースの落ちてきた森本をも捕らえ、ついに順天堂がトップに立つ。
そのまま押し切り、順天堂大学が往路優勝のゴールテープを切った。
3区まではパッとしなかった順天堂だが、4,5区の連続区間賞だけで往路優勝をさらっていってしまったような印象。
2位には最後に山梨を抜いた駒澤の村上が、順天堂と30秒差でゴール。
復路に向けて、十分射程圏内と言える位置でのゴール。
中央の中村は、最後に森本を抜き返して3位でゴール。
抜かれた山梨の森本も、中央と5秒差に踏みとどまった。
日大はキャプテン下重正樹が区間3位の好走を見せ、順位を3つ上げて5位で往路を終了。
亜細亜も小澤信が区間4位にまとめ、往路6位でひっそりとゴール。
5区序盤は並走していた東海・伊達と東洋・大西は揃って失速。
大西に対しては、個人的にかなり期待していたのだが、区間15位と失速し、東洋は7位に後退。
伊達に至っては区間18位のブレーキとなってしまい、東海はトップと4分20秒差の8位でゴール。
復路での逆転が非常に難しい位置でのゴールとなった。
日体大は、北村聡が区間5位と頑張ったが、総合順位は15位から14位へと1つ上昇したにとどまった。
大混戦の復路編へ続く。
▼2006年箱根駅伝総括(復路編)
■駅伝■東京箱根間往復大学駅伝競走■2006箱根駅伝■箱根駅伝 ■2005-2006駅伝・マラソン
芦ノ湖〜大手町 往路5区間 108.0km復路5区間 109.9km 計10区間 217.9km
いや、しかし誰が亜細亜大学 の優勝を予想しただろうか?
当blogで行った優勝予想投票でも、シード外校にも票が入る中、亜細亜と中央学院のみが0票。
往路は目立たずに6位。
順天堂8区の難波のアクシデントの間にひっそりと2位に上がり、9区で大逆転。
10区ではポーカーフェースの岡田直寛が後続を引き離してそのまま逃げ切り。
トップが次々と替わる大混戦を制したのは、出場26回目で初優勝の伏兵だった。
長くなってしまったので、とりあえずこのエントリは往路編。
復路編は下記のエントリで。
▼2006年箱根駅伝総括(復路編)
■2006箱根駅伝優勝校予想投票 結果発表
■箱根駅伝区間エントリー一覧表と展望
■第82回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー発表(シード校編)
■第82回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー発表(予選校+関東学連選抜編)
▼第82回東京箱根間往復大学駅伝競走(日本テレビ)
▼関東学生陸上競技連盟
■総合成績 順位 学校名 総合タイム 往路タイム 復路タイム 1 亜細亜大学 11:09:26 5:36:17( 6) 5:33:09( 2) 2 山梨学院大学 11:11:06 5:34:50( 4) 5:36:16( 6) 3 日本大学 11:11:53 5:35:27( 5) 5:36:26( 7) -- ------------ -------- ------- -- ------- -- 4 順天堂大学 11:12:07 5:33:26( 1) 5:38:41(10) 5 駒澤大学 11:12:42 5:33:56( 2) 5:38:46(11) 6 東海大学 11:12:45 5:37:46( 8) 5:34:59( 4) 7 法政大学 11:14:17 5:41:22(15) 5:32:55( 1) 8 中央大学 11:15:02 5:34:45( 3) 5:40:17(14) 9 日本体育大学 11:15:59 5:41:13(14) 5:34:46( 3) 10 東洋大学 11:16:00 5:36:37( 7) 5:39:23(13) -- ------------ -------- ------- -- ------- -- 11 城西大学 11:16:10 5:40:17(13) 5:35:53( 5) 12 大東文化大学 11:17:52 5:39:02(11) 5:38:50(12) 13 早稲田大学 11:19:10 5:38:38( 9) 5:40:32(15) 14 國學院大学 11:21:03 5:39:31(12) 5:41:32(16) 15 専修大学 11:21:40 5:43:49(17) 5:37:51( 9) 16 神奈川大学 11:21:59 5:38:58(10) 5:43:01(17) 17 中央学院大学 11:22:22 5:44:34(18) 5:37:48( 8) 18 明治大学 11:27:38 5:42:49(16) 5:44:49(19) OP 関東学連選抜 19 国士舘大学 11:33:02 5:48:28(19) 5:44:34(18)
■区間記録 区間 距離 選手 (大学) タイム 1 21.4km 木原真佐人 (中央学院大学1年)1:03:42 2 23.2km メクボ・J・モグス(山梨学院大学1年)1:07:29 3 21.5km 佐藤悠基 (東海大学 1年)1:02:12 区間新 4 18.5km 村上康則 (順天堂大学 4年) 55:20 5 23.4km 今井正人 (順天堂大学 3年)1:18:30 6 20.8km 辰巳陽亮 (専修大学 4年) 59:07 7 21.3km 柳沼晃太 (法政大学 2年)1:04:02 8 21.5km 杉本芳規 (中央学院大学4年)1:04:08 9 23.2km 山下拓郎 (亜細亜大学 3年)1:09:30 10 23.1km 高岡寛典 (城西大学 3年)1:11:31
スタート直後にいきなりダッシュをかけて飛び出したのは、日体大の鷲見知彦。
3年連続1区を走るスペシャリストは、そのまま後続を引き離して逃げる。
しかし、15kmを過ぎてから2番手集団がスピードアップ。
これに吸い込まれた鷲見は、そのままズルズルと後退。
鷲見は結局区間17位に終わり、結果的に日体大はこの1区の悪い流れをずるずると引きずることになってしまう。
1区終盤は、中央学院・木原真佐人、駒澤・藤山哲隆、中央・奥田実の3人のデットヒートになる。
最後は中央学院の1年生木原がスパート合戦を制し、トップで2区へ。
これは中央学院大学にとって、史上初めての区間賞獲得となった。
駒澤は当日エントリー変更で1区に入った藤山が2秒差の2位につけ、5連覇へ向け好スタート。
中央はその2秒後、日大の土橋啓太もトップから12秒差の4位につけ、この有力3校は上位に。
しかし残る有力校である東海の杉本将友は59秒差の区間15位と出遅れ、日体大は前述の通り鷲見がブレーキ。
順天堂大のルーキー佐藤秀和は、46秒差の区間11位。
亜細亜の木許史博は37秒差の9位スタートとなった。
■1区終了時の順位 1 中央学院大学 差 2 駒澤大学 0:02 3 中央大学 0:04 4 日本大学 0:12 5 東洋大学 0:13 6 明治大学 0:18 7 早稲田大学 0:33 8 城西大学 0:36 9 亜細亜大学 0:37 10 國學院大學 0:39 11 順天堂大学 0:46 12 関東学連選抜 13 山梨学院大学 0:50 14 大東文化大学 0:57 15 東海大学 0:59 16 神奈川大学 1:08 17 日本体育大学 1:09 18 法政大学 1:44 19 専修大学 2:11 20 国士舘大学 2:12
2区
エース区間の2区。
「最長区間」の称号は5区に奪われたものの、この区間がいまだに「エース区間」の1つであることは変わりがない。
まずは、4位でタスキを受けた日大のサイモンが、予想通り3人を抜いてトップへ。
そして、これも予想通りに山梨学院のモグスが11人を抜いて、一気に2位まで上がってくる。
区間新記録ペースで飛ばすモグスは、サイモンをもとらえトップを並走。
しばらく2人は並走したが、結局はモグスがサイモンを突き放し、山梨がトップに。
モグスに突き放されたサイモンは、その後急失速。
完全にブレーキになってしまい、終わってみれば区間19位。
寒さとオーバーペースが最後にこたえてしまったようだ。
優勝候補日大の順位は、15位にまで落ちてしまった。
モグスには引き離されたものの区間2位と健闘し、41秒差の2番手でタスキを渡したのは東洋大学の黒崎拓克。
中央の池永和樹も区間4位と頑張り、東洋と差の無い3位で3区へタスキを渡す。
1区で出遅れた日体大は、保科光作が区間3位の快走で10人抜きを達成し、7位まで浮上。
区間5位には國學院の三島慎吾。
トップでタスキを受けた中央学院の信田雄一も区間6位と粘り、4位でタスキをつなぐ。
駒澤の佐藤慎吾は、区間7位でトップと1分21秒差の5位でタスキリレー。
早稲田の「ゴールデンルーキー」竹澤健介は、区間11位と期待されたほどの結果を残せず、浮上を期待された順天堂の松岡佑起は区間14位と沈んだ。
昨年のイズミルユニバのハーフマラソン銀メダリストの城西大・田上貴之も同じく区間14位と伸びず。
当日区間変更で入った東海の丸山敬三は区間12位で、東海大自体も12位と浮上できないまま。
亜細亜の板倉克宣は区間17位に終わり、この時点でトップから2分56秒差の13位と大きく出遅れた。
■2区終了時の順位 1 山梨学院大学 差 2 東洋大学 0:41 3 中央大学 0:51 4 中央学院大学 1:18 5 駒澤大学 1:21 6 日本体育大学 1:46 7 國學院大學 1:48 8 早稲田大学 2:09 関東学連選抜 9 神奈川大学 2:29 10 城西大学 2:37 11 東海大学 2:43 12 順天堂大学 2:47 13 亜細亜大学 2:56 14 大東文化大学 3:05 15 日本大学 3:33 16 専修大学 3:34 17 法政大学 3:38 18 明治大学 4:21 19 国士舘大学 4:44
3区
トップでタスキを受けた山梨の片貝勝浩は、スタート直後に東洋の尾田寛幸に追いつかれながらも、中盤に突き放して首位固め。
区間5位の走りで、トップを守ったまま4区へつなぐ。
3位でタスキを受けた中央・上野裕一郎は淡々とレースを進め、前との差を徐々に詰める。
この区間で派手なパフォーマンスを見せたのは、上野の佐久長聖での1年後輩にあたる、東海・佐藤悠基。
序盤から区間新を上回るペースで飛ばし、8人抜きの快走。
1:02:12の区間新を樹立し、低迷していたチームを一気にトップと37秒差の4位にまで引き上げた。
上野も終盤に東洋の尾田をとらえ、トップと21秒差の2位に順位を上げて4区へとつなぐ。
2区サイモンで大きく順位を落とす大誤算となった日大は、3区福井誠が区間2位10人抜きの走りを見せ、順位を6位まで戻してくる。
東洋の尾田も区間記録としては4位と優秀で、2位から順位を1つ落としたものの3位で4区へ。
駒澤の井出貴教は、区間7位でトップとの差は1分46秒と開き6位となかなか浮上できない。
順天堂は松瀬元太が区間8位の走りで、ようやく順位を9位に上げてくる。
亜細亜も岡田晃が区間6位と、ここまででは一番いい区間順位。
トップと3分4秒差ながらも、7位まで順位を上げてきた。
せっかく保科で順位を上げた日体大は、永田淳が区間17位のブレーキで、再び13位まで転落。
1,2区で上位をキープした中央学院大も、木村聡寿が区間最下位で順位を18位まで急降下させてしまった。
■3区終了時の順位 1 山梨学院大学 差 2 中央大学 0:21 3 東洋大学 0:33 4 東海大学 0:37 5 駒澤大学 1:46 6 日本大学 2:58 7 亜細亜大学 3:04 8 城西大学 3:14 9 順天堂大学 3:17 10 早稲田大学 3:34 11 國學院大學 4:06 12 大東文化大学 4:07 13 日本体育大学 4:08 14 神奈川大学 4:36 15 法政大学 4:55 関東学連選抜 16 明治大学 5:22 17 専修大学 5:49 18 中央学院大学 6:05 19 国士舘大学 7:15
4区
5区の延長に伴って距離が短縮され、全10区間中唯一の20km以下の区間となった4区。
「スピードランナーにも門戸を開く」などと言っているが、18.5kmの区間が果たして「スピードランナー向き」かと言われるとやや疑問が残る。
確かに今回区間賞を取り、順天堂の順位を6位にまで引き上げた村上康則は1500mが専門のランナーだが、これまで1区を2回経験している選手でもある。
こういう選手だからこそ、こういう結果が残せるわけで、普通の「中距離選手」がこなせる距離ではないだろう。
#それでも20km以上走るより短いのは確かで、そういう意味では純粋な長距離ランナー以外でも「やや走りやすい」とは言えるだろうが。
2位でタスキを受けた中央の小林賢輔が、山梨の飯塚信彦を序盤で捕らえ、トップに立つ。
小林は中継所直前で足に異常を感じながらも、何とか最後は持ち直し、トップで山の5区へつなぐ。
山梨の飯塚も区間8位の走りで、中央と10秒差の2位でタスキをつなぐ。
さらに東洋の北島寿典、東海の市村一訓、駒澤の齊藤弘幸も飯塚と同タイムで並び、区間8位。
つまり、中継所で受けた1位、3位、4位、5位の4人同タイムだったわけで、中央が首位に立った以外は、上位陣には大きな変化が起きない4区だった。
6位には、村上が区間賞を獲得した順天堂が浮上。
亜細亜は菊地昌寿が区間2位の走りを見せ、チームを7位にまで引き上げる。
日体大は、ここでも鶴留雄太が区間最下位と大ブレーキとなり、順位を16位にまで落とし、優勝争いから完全に脱落した。
■4区終了時の順位 1 中央大学 差 2 山梨学院大学 0:10 3 東洋大学 0:43 4 東海大学 0:47 5 駒澤大学 1:56 6 順天堂大学 2:26 7 亜細亜大学 2:29 8 日本大学 2:38 9 早稲田大学 3:51 10 國學院大學 3:52 11 神奈川大学 4:09 12 城西大学 4:37 13 大東文化大学 4:47 14 法政大学 4:52 15 明治大学 6:21 関東学連選抜 16 日本体育大学 7:07 17 専修大学 8:17 18 国士舘大学 8:21 19 中央学院大学 8:45
5区
最長距離区間となった「山登りの5区」
より高低差も増したこの区間、各選手が慎重な入りを見せた。
そんな中、ハイペースで入ったのが山梨の森本直人。
10秒先にスタートした中央の中村和哉をとらえ、トップに立つ。
期待の東海大の伊達秀晃も前を行く東洋大に追いつき、並走しながら前を追う。
しかし、中盤以降に山での強さを見せたのは、昨年驚異的な区間新記録を樹立した順天堂の今井正人。
10kmまでは森本のほうが早いペースだったが、中盤以降ペースを上げる。
最初に、非常に寒そうなランニング姿で走る駒澤・村上和春をとらえると、さらに東海、東洋・大西智也を抜き、そのまま中央も抜いて2位浮上。
18km手前には、ペースの落ちてきた森本をも捕らえ、ついに順天堂がトップに立つ。
そのまま押し切り、順天堂大学が往路優勝のゴールテープを切った。
3区まではパッとしなかった順天堂だが、4,5区の連続区間賞だけで往路優勝をさらっていってしまったような印象。
2位には最後に山梨を抜いた駒澤の村上が、順天堂と30秒差でゴール。
復路に向けて、十分射程圏内と言える位置でのゴール。
中央の中村は、最後に森本を抜き返して3位でゴール。
抜かれた山梨の森本も、中央と5秒差に踏みとどまった。
日大はキャプテン下重正樹が区間3位の好走を見せ、順位を3つ上げて5位で往路を終了。
亜細亜も小澤信が区間4位にまとめ、往路6位でひっそりとゴール。
5区序盤は並走していた東海・伊達と東洋・大西は揃って失速。
大西に対しては、個人的にかなり期待していたのだが、区間15位と失速し、東洋は7位に後退。
伊達に至っては区間18位のブレーキとなってしまい、東海はトップと4分20秒差の8位でゴール。
復路での逆転が非常に難しい位置でのゴールとなった。
日体大は、北村聡が区間5位と頑張ったが、総合順位は15位から14位へと1つ上昇したにとどまった。
■5区(往路)終了時の順位 1 順天堂大学 差 2 駒澤大学 00:30 3 中央大学 01:19 4 山梨学院大学 01:24 5 日本大学 02:01 6 亜細亜大学 02:51 7 東洋大学 03:11 8 東海大学 04:20 9 早稲田大学 05:12 10 神奈川大学 05:32 11 大東文化大学 05:36 12 國學院大學 06:05 13 城西大学 06:51 14 日本体育大学 07:47 15 法政大学 07:56 16 明治大学 09:23 17 専修大学 10:23 18 中央学院大学 11:08 関東学連選抜 19 国士舘大学 15:02
大混戦の復路編へ続く。
▼2006年箱根駅伝総括(復路編)
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Comment(2)| Track back(0) | 2006-01-04 02:07:04 | Clip!!
| ■ NO TITLE | |
| あの、 一区の木原くんの大学名間違えてますよ。 木原くんは中央学院です。 区間賞もとったから知名度あると思ったんですけど… | |
| ゆな (2006-01-04 13:27:57) |
| ■ ミス | |
| ゆなさん、ご指摘ありがとうございます。 本文では「中央学院」と書いているように、ちゃんと認識はしていたんですが、表を書くときに最初に何か間違えて「亜細亜」と書いてしまったようです。 #その後コピペでミスが伝播してしまいました。 完全にケアレスミスでした。すみません。 | |
| 和敬静寂 (2006-01-04 14:02:48) |
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