●今季のWJBLの開幕は9月9日。
今年のリーグの大きな変更点といえば、3回戦制から4回戦制になったこと。
リーグ期間は2週間延長され、試合数は各チーム7試合増える。
週末に2試合を戦う日程は、昨季は4回だったが、今季は10回と大幅増。
特に11月は3週連続2連戦、1週置いて12月も2連戦×2があり、昨季以上に各チームとも「チームとしてのスタミナ」が求められる展開になりそうだ。
▼第7回Wリーグ(2005-2006)勝敗表
▼2005-2006WJBL背番号一覧
▼WJBL行く人来る人2005
▼WJBL 公式HP
昨季の各チームのリーグ戦での勝ち数のグラフを下記に示す。
これを見ると、昨季は2-1-2-1-2体制になっていた。
2強がシャンソンとJAL、離れてトヨタ、プレイオフ争いがJOMOと富士通、少し離れて三菱、2弱のデンソーと日立ハイテク。
次に、得点や失点の各項目ごとにそれぞれのチームの値を数値化したものが以下のグラフになる。
それぞれの数字において、それがリーグ1位ならば8ポイント、以下2位7ポイント、3位6ポイント、・・・、8位1ポイントとして計算してある。
このポイントを見ると、シャンソン、JAL、トヨタが3強で、以下富士通、JOMO、三菱、日立ハイテク、デンソーと離れて続いている。
今年はこの勢力図がどう変わって行くのか。
以下、チームごとに展望などを書いてみる。
ちなみに、予想スタメンは開幕時のメンバーではなく、自分がベストじゃないかと思うメンバー。
しかし、重要なシックスマンの渡辺温子、代表センター江口真紀、3番手PG山田未来を移籍させ、ベンチはかなり弱くなった印象がある。
#ただ、この移籍は各選手の将来を考えれば、非常に良いものでは無いかと思う。
長丁場になる今季において、ベンチの層が薄くなったのはかなりの痛手。
相澤は開幕直後に32歳を迎えるし、永田は代表活動を怪我で辞退するなど、必ずしもチーム状態は万全といえない。
WJBL選抜に選ばれた池住も、怪我でせっかくの海外舞台にも関わらず、あまり経験を積むことができなかった。
何よりも、開幕直前に発覚した河恩珠の手術が厳しい。
江口を移籍させた今、この5番ポジションをどう埋めて行くかがシャンソンの大きな課題だろう。
玉城を当てはめるのが一番順当な手だとは思うが、あえて高田を抜擢しての英才教育も見てみたい。
アウトサイドでの得点力、特に3Pが弱いシャンソンだけに、インサイドに攻め手が1枚減るのは厳しい。
でも、シャンソンには絶対的な得点源の永田がいる。
永田がいる限り、大崩れはないだろう。
また、日本代表にも選ばれた、今年からキャプテンの石川の成長も大きい。
上記に書いたスタメン5人が出ているうちは、間違いなくシャンソンは強い。
ただ、ベンチというと少し疑問符がつく。
そして、相澤、三木の好不調の波が大きいのも不安点だ。(石川も?)
河が離脱しているうちは、下位に取りこぼすことも十分ありうる。
昨季のように「JALにしか負けない」状況にはならないと見る。
ただ、プレイオフ進出は間違いなく、ファイナル進出、優勝の可能性もかなり高いとは思う。
そのうち、スタメンだった堀部と畑岸が引退。
さらに、チームの核薮内夏美が開幕微妙と、結構メンバー的に辛いことになっている。
薮内(夏)の代わりは、ルーキー伊佐が務めることになりそうだが、さすがに厳しそう。
戦術に重きを置く林HCの下では、なかなか1年目から全てを理解するのは難しいだろう。
スタメン2人の引退も大きい。
もともと3人で回しているインサイドだったが、比較的ファウルが多発していただけに、柳沼、鹿谷がどの程度使えるかが重要になりそう。
3番も加藤の次がこれといった選手が浮かんでこない。
補強が1番と5番に偏り、2番は柳本、岩村と強力メンバーを揃えるJAL。
「得点源」となるべき、この3番のポジションを加藤がいかに務めるか、もしくは他の選手が出てくるか。
安定したインサイドを持っている分大崩れはないと思うので、プレイオフ進出の可能性は高いが、1つ新しい力が加わってこないとファイナルは厳しいだろう。
今年は勝負の年。
なにせ、昨季3位の主力が誰も欠けていない。
大ベテランのPG桜庭、3Pランク1位の原動力SG矢野優子は健在だし、榊原、池田は日本代表で揉まれ、角井はWJBL選抜のキャプテンとして活躍。
特に池田、角井の若いインサイドの成長が頼もしい。
ここが確実に計算できるようになると、トヨタは本当にどこからでも点数が取れるようになる。
小田も現役に残り、ファイナルも見えそうなトヨタだが、一番の不安は長丁場となった今シーズンの日程だ。
100分以上出場の選手が8人しかいないのは、他のチームとあまり変わらないが、それ以外の選手の出場時間があまりにも少ない。
政木もわずか37分の出場だが、それ以外の選手は10分以下の出場時間。
昨季からの戦力がリーグで8人しか実績を残していないばかりか、新人も高卒ばかり3名。
即戦力を求めるのは酷だろう。
長丁場となる今シーズン、特に1,2番の控え三浦、山岡の出来がチームの順位を左右するだろう。
昨季開幕前に楠田、浜口、大山が引退したJOMOは、アテネ五輪時4人抱えていた日本代表が全ていなくなってしまった。
ただでさえ昨季層が薄かったチームが、矢野の移籍でさらに層が薄くなったといわざるを得ない。
高卒しかほとんど取らないJOMOが大卒の長南をとったのは、かなり危機感が現れていると言っていいだろう。
ただ、長南がかなり期待のルーキーなことは間違いないが、いきなり矢野ぐらいの仕事が求めるのは酷な期待だ。
昨季100分以上出場したのは8人。
その中から矢野が抜けた。(ちなみに上が名前が上がってない中で100分以上出場しているのは花田有衣)
さらに代表活動中に川畑が故障、立川も開幕に間に合うか微妙と怪我人を抱えている。
それでも、スタメンの平均年齢が若いこのチームにポテンシャルを感じるのは確か。
キャプテンになった川畑と、WJBL選抜で経験を積んだ諏訪のインサイドコンビは、センター陣に不安を抱える各チームには脅威なはず。
PG大神もギリシャ戦を見た限り、確実な進化を感じた。
アソシエイト・ヘッドコーチに就任したトム・ウィスマンがどういう仕事をしてくるかにも期待してみたい。
層の薄さ、若さから来る安定感のなさは不安で、プレイオフ当落線上にいるチーム。
しかし、勢いに乗ればプレイオフ進出はもちろん、ファイナルもあると見る。
まずは、開幕の「伝統の一戦」シャンソン戦をどのように乗り切れるか。
● 残り4チームは後編で。
▼間に合わせの第7回Wリーグ展望(後編)
■バスケットボール■Wリーグ■WJBL
今年のリーグの大きな変更点といえば、3回戦制から4回戦制になったこと。
リーグ期間は2週間延長され、試合数は各チーム7試合増える。
週末に2試合を戦う日程は、昨季は4回だったが、今季は10回と大幅増。
特に11月は3週連続2連戦、1週置いて12月も2連戦×2があり、昨季以上に各チームとも「チームとしてのスタミナ」が求められる展開になりそうだ。
▼第7回Wリーグ(2005-2006)勝敗表
▼2005-2006WJBL背番号一覧
▼WJBL行く人来る人2005
▼WJBL 公式HP
昨季の各チームのリーグ戦での勝ち数のグラフを下記に示す。
これを見ると、昨季は2-1-2-1-2体制になっていた。
2強がシャンソンとJAL、離れてトヨタ、プレイオフ争いがJOMOと富士通、少し離れて三菱、2弱のデンソーと日立ハイテク。
次に、得点や失点の各項目ごとにそれぞれのチームの値を数値化したものが以下のグラフになる。
それぞれの数字において、それがリーグ1位ならば8ポイント、以下2位7ポイント、3位6ポイント、・・・、8位1ポイントとして計算してある。
このポイントを見ると、シャンソン、JAL、トヨタが3強で、以下富士通、JOMO、三菱、日立ハイテク、デンソーと離れて続いている。
今年はこの勢力図がどう変わって行くのか。
以下、チームごとに展望などを書いてみる。
ちなみに、予想スタメンは開幕時のメンバーではなく、自分がベストじゃないかと思うメンバー。
●シャンソン化粧品 シャンソンVマジック
■昨年成績: 19勝2敗(優勝)
■IN: 高田真里子(東京成徳大高)、塚野理沙(桜花学園高)、渡辺由夏(復帰)
■OUT: 江口真紀(→三菱電機)、渡邊温子(→デンソー)、山田未来(→三菱電機)
◇予想スタメン: 相澤優子、三木聖美、石川幸子、永田睦子、河恩珠
◆主な控え: 藤生喜代美、玉城昌子、池住美穂、渡辺由夏
スタメンは基本的に昨季と変わらないシャンソン。 ■IN: 高田真里子(東京成徳大高)、塚野理沙(桜花学園高)、渡辺由夏(復帰)
■OUT: 江口真紀(→三菱電機)、渡邊温子(→デンソー)、山田未来(→三菱電機)
◇予想スタメン: 相澤優子、三木聖美、石川幸子、永田睦子、河恩珠
◆主な控え: 藤生喜代美、玉城昌子、池住美穂、渡辺由夏
しかし、重要なシックスマンの渡辺温子、代表センター江口真紀、3番手PG山田未来を移籍させ、ベンチはかなり弱くなった印象がある。
#ただ、この移籍は各選手の将来を考えれば、非常に良いものでは無いかと思う。
長丁場になる今季において、ベンチの層が薄くなったのはかなりの痛手。
相澤は開幕直後に32歳を迎えるし、永田は代表活動を怪我で辞退するなど、必ずしもチーム状態は万全といえない。
WJBL選抜に選ばれた池住も、怪我でせっかくの海外舞台にも関わらず、あまり経験を積むことができなかった。
何よりも、開幕直前に発覚した河恩珠の手術が厳しい。
江口を移籍させた今、この5番ポジションをどう埋めて行くかがシャンソンの大きな課題だろう。
玉城を当てはめるのが一番順当な手だとは思うが、あえて高田を抜擢しての英才教育も見てみたい。
アウトサイドでの得点力、特に3Pが弱いシャンソンだけに、インサイドに攻め手が1枚減るのは厳しい。
でも、シャンソンには絶対的な得点源の永田がいる。
永田がいる限り、大崩れはないだろう。
また、日本代表にも選ばれた、今年からキャプテンの石川の成長も大きい。
上記に書いたスタメン5人が出ているうちは、間違いなくシャンソンは強い。
ただ、ベンチというと少し疑問符がつく。
そして、相澤、三木の好不調の波が大きいのも不安点だ。(石川も?)
河が離脱しているうちは、下位に取りこぼすことも十分ありうる。
昨季のように「JALにしか負けない」状況にはならないと見る。
ただ、プレイオフ進出は間違いなく、ファイナル進出、優勝の可能性もかなり高いとは思う。
●日本航空 JALラビッツ
■昨年成績: 18勝3敗(2位)
■IN: 伊佐樹里(拓殖大)、鹿谷直美(拓殖大)、柳沼幸(東京女子体育大)、伊藤優里(聖徳大附聖徳高)、井上望(英明高)
■OUT:堀部涼子、畑岸邦枝、松浦可奈、大草真由実、三上小夜子、信平智愛
◇予想スタメン: 薮内夏美、柳本聡子、加藤五月、薮内敏美、矢代直美
◆主な控え: 岩村裕美、井上望、伊佐樹里、柳沼幸、鹿谷直美
昨季出場時間が100分を超える選手が8人だったJAL。■IN: 伊佐樹里(拓殖大)、鹿谷直美(拓殖大)、柳沼幸(東京女子体育大)、伊藤優里(聖徳大附聖徳高)、井上望(英明高)
■OUT:堀部涼子、畑岸邦枝、松浦可奈、大草真由実、三上小夜子、信平智愛
◇予想スタメン: 薮内夏美、柳本聡子、加藤五月、薮内敏美、矢代直美
◆主な控え: 岩村裕美、井上望、伊佐樹里、柳沼幸、鹿谷直美
そのうち、スタメンだった堀部と畑岸が引退。
さらに、チームの核薮内夏美が開幕微妙と、結構メンバー的に辛いことになっている。
薮内(夏)の代わりは、ルーキー伊佐が務めることになりそうだが、さすがに厳しそう。
戦術に重きを置く林HCの下では、なかなか1年目から全てを理解するのは難しいだろう。
スタメン2人の引退も大きい。
もともと3人で回しているインサイドだったが、比較的ファウルが多発していただけに、柳沼、鹿谷がどの程度使えるかが重要になりそう。
3番も加藤の次がこれといった選手が浮かんでこない。
補強が1番と5番に偏り、2番は柳本、岩村と強力メンバーを揃えるJAL。
「得点源」となるべき、この3番のポジションを加藤がいかに務めるか、もしくは他の選手が出てくるか。
安定したインサイドを持っている分大崩れはないと思うので、プレイオフ進出の可能性は高いが、1つ新しい力が加わってこないとファイナルは厳しいだろう。
●トヨタ自動車 アンテロープス
■昨年成績: 14勝7敗(3位)
■IN: 鈴木一実(児玉高)、青木節子(夙川学院高)、伊東千香(夙川学院高)
■OUT:古澤美智子、山崎直美
◇予想スタメン: 桜庭珠美、矢野優子、榊原紀子、池田麻美、角井絵美
◆主な控え: 三浦歩惟、山岡五月、小田さつき
愛称が「アンテロープ」から「アンテロープス」と複数形に変更になったトヨタ。■IN: 鈴木一実(児玉高)、青木節子(夙川学院高)、伊東千香(夙川学院高)
■OUT:古澤美智子、山崎直美
◇予想スタメン: 桜庭珠美、矢野優子、榊原紀子、池田麻美、角井絵美
◆主な控え: 三浦歩惟、山岡五月、小田さつき
今年は勝負の年。
なにせ、昨季3位の主力が誰も欠けていない。
大ベテランのPG桜庭、3Pランク1位の原動力SG矢野優子は健在だし、榊原、池田は日本代表で揉まれ、角井はWJBL選抜のキャプテンとして活躍。
特に池田、角井の若いインサイドの成長が頼もしい。
ここが確実に計算できるようになると、トヨタは本当にどこからでも点数が取れるようになる。
小田も現役に残り、ファイナルも見えそうなトヨタだが、一番の不安は長丁場となった今シーズンの日程だ。
100分以上出場の選手が8人しかいないのは、他のチームとあまり変わらないが、それ以外の選手の出場時間があまりにも少ない。
政木もわずか37分の出場だが、それ以外の選手は10分以下の出場時間。
昨季からの戦力がリーグで8人しか実績を残していないばかりか、新人も高卒ばかり3名。
即戦力を求めるのは酷だろう。
長丁場となる今シーズン、特に1,2番の控え三浦、山岡の出来がチームの順位を左右するだろう。
● JOMOサンフラワーズ
■昨年成績: 11勝10敗(4位)
■IN: 長南真由美(専修大)
■OUT: 矢野良子(→富士通)、丸山麻樹
◇予想スタメン: 大神雄子、立川真紗美、田中利佳、川畑宏美、諏訪裕美
◆主な控え: 紺野麻里、長南真由美
矢野良子が抜け、長南真由美が加入。■IN: 長南真由美(専修大)
■OUT: 矢野良子(→富士通)、丸山麻樹
◇予想スタメン: 大神雄子、立川真紗美、田中利佳、川畑宏美、諏訪裕美
◆主な控え: 紺野麻里、長南真由美
昨季開幕前に楠田、浜口、大山が引退したJOMOは、アテネ五輪時4人抱えていた日本代表が全ていなくなってしまった。
ただでさえ昨季層が薄かったチームが、矢野の移籍でさらに層が薄くなったといわざるを得ない。
高卒しかほとんど取らないJOMOが大卒の長南をとったのは、かなり危機感が現れていると言っていいだろう。
ただ、長南がかなり期待のルーキーなことは間違いないが、いきなり矢野ぐらいの仕事が求めるのは酷な期待だ。
昨季100分以上出場したのは8人。
その中から矢野が抜けた。(ちなみに上が名前が上がってない中で100分以上出場しているのは花田有衣)
さらに代表活動中に川畑が故障、立川も開幕に間に合うか微妙と怪我人を抱えている。
それでも、スタメンの平均年齢が若いこのチームにポテンシャルを感じるのは確か。
キャプテンになった川畑と、WJBL選抜で経験を積んだ諏訪のインサイドコンビは、センター陣に不安を抱える各チームには脅威なはず。
PG大神もギリシャ戦を見た限り、確実な進化を感じた。
アソシエイト・ヘッドコーチに就任したトム・ウィスマンがどういう仕事をしてくるかにも期待してみたい。
層の薄さ、若さから来る安定感のなさは不安で、プレイオフ当落線上にいるチーム。
しかし、勢いに乗ればプレイオフ進出はもちろん、ファイナルもあると見る。
まずは、開幕の「伝統の一戦」シャンソン戦をどのように乗り切れるか。
● 残り4チームは後編で。
▼間に合わせの第7回Wリーグ展望(後編)
■バスケットボール■Wリーグ■WJBL
Comment(3)| Track back(0) | 2005-09-08 12:34:51 | Clip!!
| ■ シャンソンのファンとして | |
| シャンソンファンから見ても、今年はバックアップメンバーに不安を持たざるを得ません。個人的には、上記の主な控えにプラスして森本の成長が欠かせないと思っています。河がいないことで、かえってインサイドに頼りすぎずに、リズム良く3Pが打てて確率も良くなるのではないかと期待しています。 | |
| ハッケミー (2005-09-08 21:18:22) |
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